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【インプレッション】パックピクス(NDS)

「かわいい顔して意外とやるな」というのがこのソフトを触ってみての感想です。

任天堂 DS
「かわいい顔して意外とやるな」というのがこのソフトを触ってみての感想です。
店頭の体験版をさわった時点では、「簡単すぎるのでは?」という不安がありましたが、製品版パックピクスをさわってみると意外とやり応えのあるゲームだと感じました。

簡単にゲームの内容を説明すると、ピザが6分の1欠けたようなパックマンをタッチペンで描くと、それが動きだすので、ゴーストを食べていきステージをクリアしていくという単純なものです。プレイ人数は1人。パックマンやゴーストはかわいいキャラクターで描かれており、女性にも親しみやすいものとなっています。音楽も昔のパックマンのピコピコ音も使用されていたりして、全体的に軽快なものとなっています。

最初に、電源を入れると、まず下画面中央に、本が表示されるのでタッチするとストーリーを説明したオープニングが始まります。

オープニングが終わるとさっそくパックマンを描く練習を行います。
「『く〜』描いて『クルっ』」の要領でうまくパックマンを描いてやると、口をぱくぱくさせながら動いていきます。
単純ですが、自分が描いたものがそのまま動き出すというのは新鮮な驚きがあります。

練習が終わると、いよいよステージが始まります。
本の中のゴーストをやっつけるという設定なのでステージも「Book1 Chapter1 Page1」(本1のチャプター1のページ1)と具合になっています。
チャプターごとに獲得したスコアに応じてランクがつけられ、Bランク以上だとカードがもらえます。このカードはギャラリーコーナーで見ることが出来ます。

ステージは、クリア時間が決まっており、時間内にクリアしないとゲームオーバーとなりチャプターの最初からやり直しとなります。また、パックマンをかける数がステージごとに決まっており、描けなくなるとゲームオーバーになります。場外に出してしまうと、数がひとつ減ってしまうので、壁を描いて方向転換をしてやる必要が出てきます。一度に3つまで画面に描いておくことができ、たくさん描くとそれだけゴーストを食べやすくなりますが、壁を描いて方向を制御してやる必要も増え、ミスをする確率も高くなるのでリスクも大きくなります。ここがこのゲームの肝かもしれません。
残りのパックマンの数と残り時間はステージ時の得点となるので、高得点を狙うプレイヤーはそのバランスをはかりながらプレイすることになります。これがほどよい緊張感を生んでいます。

序盤のステージは単純にゴーストを食べていくだけの簡単なものですが、
たくみに逃げるゴーストや、決められた順番に食べないと復活してしまうゴースト、後ろからたべないとはじき飛ばされるゴースト、インクを撒き散らして、パックマンやあと出てくる矢や爆弾を描けなくさせるゴーストが出てきて、
パックマンの動かし方に一工夫必要になってきます。最後にボスが出てくるチャプターもあり、そのときは倒し方を一工夫してやる必要があります。

さらに、チャプターがある程度進むと、獲得する矢や爆弾のジェスチャーを使って、上画面にいるゴーストを叩き落としたり、矢を反射させてスイッチを作動させたり、爆弾をつかって障害物やゴーストが装着しているアーマーを取り除してやったりと、なかなか頭を使う場面も出てきて、さらに忙しくタッチペンで、状況に応じて、パックマン、壁、矢、爆弾を描きながらステージをクリアしていくので、遊びがいが出てくるようになっています。

正直、絵のかわいさにつられて購入したゲーム初心者にはちょいと難易度が厳しいかもしれないと感じたりもします。しかし、画面外にでようとするパックマンをなんとか方向転換させようとしてうまくいかなくて「あちゃ〜」となったり、なかなかゴーストが食べられなくてパックマンを右へ左へ動かしたり、矢がうまく思う方向に飛ばなかったり、うまく爆弾が描けない等のフラストレーションは確かにたまることもあるかもしれませんが、何度かプレイしていくと、ステージの上手な解き方をなんとなく思いついて、ステージがクリアできるようになり、さらに高得点を狙うように解き方を工夫してみようと、はまるようになります。

バスや電車の中では揺れが大きい場合はちょっとプレイは厳しい時もあるかもしれませんが、ちょっとした待ち時間にちょっと触って遊んでみて、さらに次の空き時間にちょっとプレイ。。。そんなプレイスタイルがいいかもしれません。

また、ゲームをあまりさわったことのない人に、「ほらやってみたら?」と渡せば、ルールが単純かつ直感的なので、結構喜んでもらえるのではないかと思ったりします。

結論してまとめますと、パックピクスはかわいい絵柄で単純だがやりこめるゲームとしてなかなか楽しめるゲームになっていると言えるでしょう。
《こう》
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