「社長が訊く」シリーズも累計5回目。今回のインタビューのメインは宮本茂氏(情報開発本部長)です。Wiiリモコンというコンセプトや形が出来るまでの過程が明らかにされています。
Wiiリモコンはまず「誰からも怖がられないデザイン」から検討を始めたようです。そして開発当初から棒状のコントローラーにしようという動きがあり、両手で持つコントローラーなど試行錯誤した結果本当に棒のようなコントローラーになったとの事。岩田氏(代表取締役社長)はWiiコントローラをリモコンと呼ばせる事に強く拘ったようです。他にも「1秒間に200以上の応答性のあるセンサー」を使おうといった提案や周辺機器を安価に売る挑戦として、Wiiリモコンに拡張コネクタを作り何でもかんでも繋げてしまおうといった、目からウロコなネタが一杯。
今回もインタビューで気になった内容を引用します。是非原文も読んでみて下さいね。
「だとすると、ゲームキューブのときのトライと今回のWiiでの取り組み方で、違っていたものはなんでしょう?」(岩田氏)
「「割り切り方」でしょうね。やっぱり、いま『ゼルダ』を作っていると、ボタンが足りないんじゃないかと思うこともあるんです。 〜略〜ファミコンというのは「誰が触っても動いた」というのが非常に大事なことやと思うんです。電源を入れたら動いて、スタートボタンを押すと始まって、リセットボタンを押すとリセットできる。こんな当然のことがどうしてパソコンではできないんだろうとずっと思ってきたので、そういう意味では、本当に原点に戻ろうと。」(宮本氏)
「なるほど。Wiiは、これまで任天堂が築いてきたものをすべて覆すように思われているかもしれませんけど、そういう意味では、原点に返るものでもあるんですね。」(岩田氏)
http://www.nintendo.co.jp/wii/topics/interview/vol2/02.html
《中茶》
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