「βテスト」というのは、ゲームの正式なサービスが始まるまでに、実際にプレイヤーに遊んでもらってテストを行うというもの。バグや不具合を探したりするほか、ゲームに対する意見や希望を抽出するという意味合いもあります。オンラインゲームの世界では、この「βテスト」がゲームを選ぶ重要なポイントとなっているのです。
第一のメリットは、「ゲーム内容を試すことができる」という点です。ゲームにはどうしても、人によって合う合わないといった部分が存在しますので、実際に遊ぶことで、ここをチェックできるというのは大きなメリットでしょう。
第二のメリットは、「運営サイドの姿勢を見られる」というところです。家庭用ゲームの世界で、ゲームを作ったメーカーのことを意識することはあまり無いと思います。しかし、オンラインゲームは生き物ですから、どうしても毎日トラブルや事件が発生します。トラブルや事件が起こるのは仕方ないにしても、いかに解決するかがキー。運営サイドの姿勢は重要なものとなるのです。
NETTSは、MMORPG「Feats of Arms(フィーツオブアームス)」において、2007年6月7日(木)よりオープンβテストを開始しています。「Feats of Arms」は、かつて「墨香オンライン」としてサービスされていましたが、データが消去され、しきり直しとなったという珍しいケースです。これまでにも増してゲームを盛り上げる努力が重要となるのに加え、古参プレイヤーと新人プレイヤーの交流もポイントとなります。今後、NETTSがどのようなイベントなどを打ち出すかが注目されるところです。
ロックワークスは、MMORPG「九龍争覇」において、2007年6月8日(金)より「先行プレミアム試遊会」の募集を開始すると発表しました。正式サービス開始前に、人数を限定して行うクローズドβテストより前にプレイが可能で、参加者には様々な特典がプレゼントされます。また、東京ロックワークスへの交通費も負担してもらえるということで、ユニークな試みと言えるでしょう。他の人よりも先にゲームが遊べるだけでなく、招待客としていくのですから、お得感が大きいのがポイント。ゲームがいくら良くても、運営会社が力を入れてくれないと不利になるのがオンラインゲームの世界。このように、イベントの規模からゲームにどれくらい力を入れるかを図ることもできるのです。
カプコンは、オンラインゲーム「モンスターハンター フロンティア オンライン(MHF)」において、2007年6月4日(月)に「ハンター懇親会」を開催しました。限定プレイヤーを招待して、今後の「MHF」の展開を説明するのに加え、プレイヤー同士のゲーム大会で親交を図るというイベントです。オンラインゲームでは、プレイヤー同士の繋がり(コミュニティ)が大切。今後はコミュニティを育てるということが重要視されているため、こうしたところからも運営会社の姿勢を見ることができるわけです。
オンラインゲームは長いプレイ時間を要するため、どのゲームを選ぶかは重要になります。イベントなどから見えてくる運営会社の姿勢を冷静に判断する賢さが必要となるでしょう。
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