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【TGS 2010】ヘリコプターが飛んだiPhoneイベント ― 「I Love iPhone」その2

東京ゲームショウ2010ではiPhoneアプリを手がける9社が「I Love iPhone」イベントを開催しました。

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東京ゲームショウ2010ではiPhoneアプリを手がける9社が「I Love iPhone」イベントを開催しました。

前半の記事は「その1」に掲載中です。

後半ではコーエーテクモ、コナミ、バンダイナムコゲームス、ゲームロフト、ARドローンが自社の取り組みを説明。ヘリが飛ぶなど楽しいイベントとなりました。

■「お手軽なものから本格的なものまで」~コーエーテクモ



コーエーテクモの松本秀氏と天野幸芳氏は、「お手軽なものから本格的なものまでを提供する」と語ります。同社はiPhoneに最適化したポータルサイトを今年7月から立ち上げており、App Storeからすぐにゲームを購入できるようにしています。



同社が無料配信しているのが『KANJI SHAKER』。アルファベットで名前を入力すると漢字に変わるというもので、たとえば「KAORUKO」と入れると「華尾竜虚」や「顔龍虚」になります。漢字それぞれの意味を閲覧可能で、こちらは英語版も収録されているとのこと。

また、『三国志2』の情報も公開されました。こちらは『三国志Touch』の続編で、オートセーブやiPhone内の音楽を聴きながらゲームをするなど、iPhoneならではの機能を搭載しており、2010年内の配信を予定しているとのことです。

■アーケードの人気タイトルをiPhoneに~コナミ



コナミデジタルエンタテインメントの五島章氏は秋に発売予定の『麻雀格闘倶楽部 touch』と『Jubeat plus』の情報を公開しました。

『麻雀格闘倶楽部 touch』はアーケードの人気タイトルのiPhone版。アーケード版はオンラインでの対局が特徴でしたが、iPhone版ではWi-Fiでも3Gに対応してのネットワーク対局が楽しめます。また、アーケードのプレイデータを記録するICカード「e-AMUSEMENT PASS」にも対応。アーケード版のデータを引き継いだり、iPhoneからデータを参照したりもできるそうです。

『Jubeat plus』では、アーケードで展開していた『Jubeat』シリーズがiPad及びiPhoneで楽しめるようになります。同シリーズは音楽に合わせてパネルをタッチするという音楽ゲーム。iPad版が秋に、iPhone/iPod Touch版が冬に発売予定とのこと。

■「これからは運営型ビジネスに」~バンダイナムコゲームス



バンダイナムコゲームスの山田大輔氏は、iPhoneアプリのビジネススタイルが変化しつつあるといいます。これまでのアプリは売り切り型でしたが、現在はIn App Purchase(アプリ内課金)による運営型、すなわちタイミングを計りつつ追加コンテンツを配信し利益を得るというものを考えてもいいのではないか・・・と語ります。

『太鼓の達人プラス』ではアプリを無料配布、楽曲を有料とすることでトライアンドバイ、コンテンツベースの展開に成功しているとの実績を紹介しました。

iPhone市場はまだまだ成長段階であり、山田氏によれば「家庭用機レベルの規模の開発はなかなか投入しにくい」のが現状とのこと。氏はその原因として「OSの頻繁なアップデート」「GameCenterなどの仕様追加」「新機種の追加」などを挙げ、「短期で回っている市場なので長期のスケジュールは組みにくい。短期開発で一気に作り上げ、運営型にシフトする」ことがベストであると総括しました。

iPhoneなどのモバイル市場が従来のゲーム市場を縮小させるという考え方に対し、山田氏は「iPhoneはゲームユーザー以外も沢山買うので、自分たちの製品の裾野が広がったものと考えている」とポジティブな意見を表明。
なお、『太鼓の達人プラス』秋には対戦モードを導入。

今冬には「キラーコンテンツ」(山田氏)であるガンダムシリーズのアプリとして『SDガンダム Gジェネレーション タッチ(仮)』、『ガンダム ファイティングスピリッツ(仮)』のほか、ツールアプリとして『GUNDAM Tool Box - RX-78-2 COCKPIT ver. -(仮)』『GUNDAM Tool Box - RX-78-2 simple icons ver. -(仮)』を投入する旨を明らかにしました。

■「有料アプリのみで2000万ダウンロード」~ゲームロフト



ゲームロフトのiPhoneアプリは急成長を遂げているそうです。同社の稲葉芳恵氏によると、アップルのデバイス向けの開発者は全世界で3000名以上であり、App Storeでは前年比+82%の売り上げを記録しているそうです。
TwitterやFacebookでの情報発信も功を奏しており、有料アプリのみで2,000万ダウンロードを突破していることを明らかにしました。

また『モダンコンバット2: Black Pegasus』『ダーククエスト2』の情報も公開しました。『モダンコンバット2: Black Pegasus』ではジャイロスコープに対応しており、「視点調整のために指で画面が見にくくなるようなことはない」(稲葉氏)とのこと。

『ダーククエスト2』では最大3人のマルチプレイに対応、マップの大きさが5倍になり、キャラクターが一定のレベルになると2種類の進化が可能になるなどボリュームアップしているそうです。なお、稲葉氏によれば「既存タイトルもアップデートでジャイロスコープに対応していく」とのこと。

■iPhoneでヘリが飛ぶ~Parrot



今回の講演では最も印象的だったのがParrot。それというのもiPhoneで操縦するクアッドリコプター(4翼ヘリコプター)「AR.Drone」の実演が行われたからです。同社は携帯電話のワイヤレス製品やハンズフリー機器を販売しているメーカーで、ゲームには今回が初の参入となります。



「AR.Drone」は屋内外での飛行が可能なクアッドリコプターで、iPhoneアプリ『AR.FreeFright』(無料)を使えば操縦が可能。2機のカメラがキャッチした風景がiPhoneに転送されるなど臨場感あふれるインターフェースが特徴で、発売予定の『AR.FlyingAce』では画面にビームなどを合成することで「AR.Drone」どうしの空中戦が楽しめます。

同社のミカエル・パストー氏が『AR.FlyingAce』を実演すると、観客は一心不乱に見守っていました。

■「日本アプリが増加の傾向に」~アプリヤ
司会を務めたアプリヤの新城健一氏は、iPhoneのゲームランキングに関する考察を発表しました。2008年のiPhone3G発売直後からしばらくは海外製のアプリばかりだったのが、2009年2月からは日本製が増加。2010年7月のトップ20は日本製が15本に対し海外製が5本と逆転し「国内大手メーカー時代」(新城氏)がやってきているといいます。今年からはランクインしているアプリの最高価格もアップ、ランクイン後の滞在日数も増えているそうです。

氏は「App Storeは新陳代謝も激しい激戦区であり、今後はマーケティングやPRを考えることが重要だ」と締めくくりました。
《水口真》
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