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【そそれぽ】第30回:タワーディフェンス+爽快アクションのスルメゲー!『ザ・ローリング・ウエスタン』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第30回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第30回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

最近【そそれぽ】の登場回数が何かと多くてすみません(笑)。スマートフォンはもちろん、各ハードのダウンロードゲームは、事前の告知もあまりないまま配信されるケースも少なくない上、なかなかメディアでの紹介も充実していないのが現状です。そんな中で、注目のタイトルを実際にプレイして、その魅力をお届け出来ればというのが【そそれぽ】のコンセプト。【そそれぽ】が多いときは、注目度が高いけどメディア露出が少ないタイトルが多いということなのです、はい。

というわけで、今回プレイするのは任天堂のニンテンドー3DSダウンロードソフト『ザ・ローリング・ウエスタン』です。

Nintendo Directなどで映像が公開されて話題を呼び、2月より配信されている本作ですが、このタイトルも、ゲームの内容がどういったものかなかなか伝わってきていません。転がる主人公「ジロー」のアクションや、独特の世界観は配信された映像などでなんとなく知っていても、実際のところはどんなゲームなのでしょうか。気になるタイトルを紹介するのが【そそれぽ】の使命。それでは、早速プレイしていきましょう。

※画像はiPhoneで無理矢理3DS本体を撮影したものです。実際の画面はめちゃくちゃキレイです。

■準備+迎撃の1日を3日間過ごす
西部開拓地を舞台に、主人公「ジロー」を操作し、村の家畜「マンジュー」を襲ってくる「岩石生命体」から村を守り抜くのがおおよその目的。1日の終わりに「マンジュー」が多く残っていれば報酬もアップします。なので、ステージがスタートしたら「マンジュー」を増やす「マンジュー草」を集めること、「岩石生命体」を迎撃する準備をすることが第一。3日間を耐えしのぎます。

フィールドを駆けまわり「マンジュー草」を集めて村へ持っていけば、「マンジュー」が増えます。ただし岩石生命体が襲ってくると村には入れなくなってしまうので、現れる直前(空が赤くなる)には村に戻って「マンジュー」を増やしておきましょう。


■アナログパッド+タッチペンスタイル
基本操作は、左手はアナログパッドとLボタン、右手はタッチペンというスタイルで行います。メニューの決定などもタッチペンによる操作でOK。もちろんアクションもタッチペンを駆使したものとなっています。

そうなると気になるのは本体の安定性なワケですが、やはりグリップ系のアクセサリーがないとちょっとプレイしづらいかもしれません。特に立体視のブレなどは気になるところ。筆者は『マリオカード7』や『モンハン3G』以降、HORIの「スゴ握」を愛用していますが、グリップ系アクセサリーがあるとやはりプレイし易いです。

若干話が逸れますが、左手アナログパッド・右手タッチペンというスタイルが共通する『新・光神話 パルテナの鏡』に付属する「ニンテンドー3DS専用スタンド」があれば、きっとプレイし易いこと間違いなしなはず。本作をいつかプレイしたいなーと思っている方は心のどこかで覚えておいてください(笑)。


■チョロQで遊ぶ感じにちょっと似てる
プレイヤーの操作はアナログパッドによる移動と、タッチペンによるアクションが主体。このタッチペンによるアクションの操作は基本、引っ張って、放す。グイ~っと引っ張るほどパワーが溜まり、放したときの勢いも増します。特に敵と戦闘するアクションパートではダメージ量にも関係してくる要素です。タッチペン操作のイメージは「チョロQ」的な感じです。走らせたい方向に向けて、後ろにグイ~っと引っ張って、放すと前方へローリング。


■戦う方法はタワーディフェンス+アクション
フィールドにいる「岩石生命体」を全滅させるか、時間を耐えしのげば1日が終了するのですが、「岩石生命体」を倒す方法は主に3つあります。1つ目はプレイヤーが直接戦うパターン。シンボルエンカウント的にアクションパートへ移行して戦います。2つ目はタワーからの砲撃で倒すパターン。タワーに大砲などの武器を装備させておけば、有効範囲内の敵を迎撃してくれます。3つ目は村の防護ゲートが食い止めるパターン。防護ゲートがダメージを受けながらギリギリで食い止める上、より村に敵が侵入する危険が高まるのであまり望ましい戦法ではありません。

できるだけ上手く立ち回るには、1つ目と2つ目の方法を上手く組み合わせていくのがベター。とは言え、せっかくお金をかけて強化したタワーも敵からダメージを受け過ぎると壊れてしまうので、最後のフォローはやはりプレイヤー自身となります。敵の進行ルートを読んで効率良く敵を全滅させましょう。


■つまり戦いが始まるとけっこう慌ただしい
プレイヤーは、攻撃する準備をさせなかったタワーの周辺の敵や、タワーが撃ち漏らした敵を相手にすることになります。フィールドのあちこちを駆け回り、村に敵が侵入しないように食い止めます。アクションパート中でも時間は経過しているので、ひとつの戦闘にあまり時間はかけたくないところ。タッチペンによるアクションを上手く使って一気に敵を片付けます。けっこう焦ります。

ステージを進めると敵を足止めするなど特殊なアイテムやギミックが使用可能になります。これらを上手く駆使して、村を守り、出来るだけ手早く敵を倒していきましょう。


■ミニクエストも豊富
1日の終わりは、武器屋に行ったり、村人から「儲け話」というミニクエストを請けられたりします。ミニクエストの内容は、主にフィールドを移動しているとき、敵が現れるまでの間に達成を目指します。3日間以内に達成できればOKなので、迎撃準備の合間にうまくこなしたいところです。


■スターが足りないと次のステージに進めない
1ステージ3日間という構成で進んでいくのですが、クリアタイムによって評価が4段階に分かれていて、それに応じて4個までスターを手に入れることができます。また村の「儲け話」を全て達成すると1つスターがもらえるので、1ステージで最大5個までスターを手に入れることができます。

設定された累計のスター数が次のステージに進む条件になっているので、スターが足りないと前のステージをプレイし直してより多くのスターを手に入れなければならなくなります。このゲームの醍醐味でもあるのですが「上手く手早くプレイすること」は結構難しいです。戻って稼ぐ分、ゲームのテンポが悪く感じることもあるかもしれません。


■総評:頭もテクニックも使うスルメゲー
まず、村を守ることが一番の目的なので、「岩石生命体」を迎撃する準備をしっかりすることが必要です。タワーディフェンス的にタワーを強化して武器をつけたり、耐久性を上げたりすることで、自らが戦わなくとも迎撃してくれます。タワーに仕込んだ戦略の穴をいかに自分で塞いでフォローしていくかが攻略のポイントとなりそうです。序盤は自分のアクションだけでもそこそこにゴリ押せますが、タワーによる迎撃まで考えた戦略を予め考えた方がラクにプレイできるバランスになっています。

戦略ゲーム的な要素と、タッチペンによるアクション、相対するふたつの要素が混じっているので、難易度、ジャンル理解へのハードルはやや高いかもしれません。ただし、戦略がハマったとき、アクションが決まったときの爽快感はなかなかのもの。

アクションゲームをやりながら戦略ゲームをやっている感じなので、イラストの可愛さからゲームに入ったりするとちょっと難しく感じるかもしれません。任天堂らしい分かりやすさ、遊ぶ程上手くなっていく感覚はもちろん随所にあるので、じっくりと長く楽しみたい方にオススメです。ひとつひとつのパートはかなりスピーディーですが、全体の流れはじっくりと、そしてプレイするほど味が出てくる「スルメゲー」なので、ぜひジワジワとプレイしてみてください。


【そそれぽ】第30回、いかがでしたでしょうか?今回プレイした『ザ・ローリング・ウエスタン』のように、パッケージソフト並のボリュームがあるダウンロードソフトも増えてきました。ダウンロードゲームの魅力は本体に入れっぱなしにできることなので、お気に入りの1本に出会えると良いですね!次回もどうぞお楽しみに!


『ザ・ローリング・ウエスタン』は、好評配信中で価格は1,000円(税込)です。

(C)2012 Nintendo


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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