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【そそれぽ】第37回:祝!20周年『3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第37回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
『カービィ』といえば1面ボス「ウィスピーウッズ」戦を思い出す人も多いはず
  • 『カービィ』といえば1面ボス「ウィスピーウッズ」戦を思い出す人も多いはず
  • ソード使いやすいよソード
  • カービィダンスは既に完成形
  • タイトル画面は正座で待機
  • もはやレジェンドな絵描き歌を刮目せよ!
  • 3Dクラシックスは共通のスタートメニューがあります
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第37回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

季節が流れるのは早いもので、最近まで「寒い寒い」言っていたと思ったら、アっという間にゴールデンウィークに。「あけましておめでとう」って言ったのが、ついこの前だった気がします。そりゃ筆者も、いつの間にか三十路に突入するし、あの名作シリーズも20周年を迎えるわけですよ!

というわけで、今回プレイするのは任天堂のニンテンドー3DSダウンロードソフト『3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語』です。

「カービィ」誕生20周年を迎えて、任天堂もインサイドもお祭りムードということで、筆者も一緒にプレイレポートで「カービィ」をお祝いしたいと思います。初めて『カービィ』シリーズに触れたのは、当時リアルタイムで、ゲームボーイの第1作を友達から借りてプレイしたことでした。その後は、本編よりも『カービィのピンボール』や『カービィボウル』にハマったクチで、特に後者は未だにWiiバーチャルコンソールで遊んだりしています。意外にもファミコンが家になかった少年時代を過ごしてきたため、今回がほぼ初プレイとなる『夢の泉の物語』。名作と名高いがゆえに非常に楽しみです。それでは、早速プレイしていきましょう。


■まず、絵描き歌を見ます
タイトル画面でしばらく操作をしないでいると、ストーリーが表示されます。今回の冒険、要するに、夢の泉で遊んでいる「デデデ大王」に「カービィ」が「プールじゃねえよ!」と壮大な突っ込みを入れに行くことが目的のようです(拡大解釈)。詳しくはゲームをプレイして見てくださいね(笑)。

再びタイトル画面に戻って更にしばらく待っていると、いよいよ伝説の「あの絵描き歌」が!リアルタイム世代は、一度はこの「絵描き歌」で「カービィ」を描いたことがあるハズ。オープニングデモはファミコン版と表示される順番が違うようなので、「絵描き歌」を見たい人は3DSの前で正座待機しましょう。更にタイトル画面に戻って待っていると、今度は操作説明が表示されるのですが、オリジナルでは「ファミコンで」の部分が、本作では「3DSで」に変化していたり、ちょっとした遊び心も多いです。


■コピーする敵を選びたい
なんと言っても本作の魅力はシリーズ初登場の「コピー能力」。吸い込んだ敵の能力をコピーして、自分の能力にすることができます。普通このテのシンプルにゴールを目指すアクションゲームは、出来るだけ敵との戦いを避けてミスをするリスクを回避したいと思うのですが、本作の場合むしろどんどん新しい敵と出会いたくなります。

プレイに慣れてくれば、今度はどの敵から能力をコピーしようかと選びたくなってきます。もちろん、それをすることでラクに進められる場合もありますが、欲を出し過ぎると余計なダメージを負ってしまったり、あるいは場面的に不利な能力になってしまったりすることも。己の欲との戦いでもあるのです。


■ボス戦は頭も使う
もちろんアクションゲームなので指先の操作は大事なのですが、特に初見の場合のボス攻略法は少し頭で考える必要があります。基本的には何か「モノ」を吸って、ボスに吐き出してぶつけるパターンなのですが、そこで何を吸えるのか、推察する必要があります。ボスの動き、ボスステージの状況をよ~く観察て挑みましょう。

しかし、ボス戦に持ち込んだコピー能力によってはゴリ押しも可能。攻略法がわからないときは、一気に倒してしまうのもテです。ズルい?邪道?いやいや、この「好きなように頑張れ!」という懐の深さこそ『カービィ』シリーズの良いところなのです。


■隠し要素を見つけるのはかなり大変
難易度が物足りないという人は、100%クリアを目指してみるのも一興。ステージ中に隠されたスイッチを押すことで、マップ上に隠されている闘技場などが解放されます。

ほぼ初プレイで、攻略情報なしでプレイしている筆者は、マップを進めていく内に運良く見つけることは出来ても、普通にプレイしている分には全然見つからず。怪しい場所を徹底的に調べたり、コピー能力特有の条件があったりと、100%クリアを目指そうとするとかなり歯応えがありそうです。


■3Dオプションの細かい配慮
メインメニュー「オプション」の「3Dオプション」では、「3Dクラシックス」ならではの画面設定が可能です。奥行き感の調整はもちろん、本作の場合は背景とキャラクターの見易さを向上させる「ライトON/OFF」の設定もあるので、好みで調整して、自分が一番見易い環境でプレイしましょう。


■ただし3D感はちょっと弱め
立体的な奥行きは、オプションで一番深く設定しても、それほど強くはならないようです。好みも分かれると思うのですが、ドット絵の「横」スクロールアクションというジャンルを考えると、このぐらいで丁度良いのかもしれません。


■総評:良いモノは何年経っても良い
「3Dクラシックス」シリーズの最大の特徴は、なんと言っても「(基本的に)オリジナルに忠実である」ということ。本作もオリジナルのファミコン版を一部を除いてほぼ完全再現しています。それゆえに、ファミコン版の操作に慣れ親しんだ人はボタン設定に戸惑うことがあるかもしれません。残念ながらセレクトボタンを選択することはできないのですが、メインメニュー「オプション」の「そうさ」で出来るだけ自分好みのボタン設定をしましょう。

しかし、当時のものを忠実に再現し、3D表現を施す留まったリメイク作にも関わらず、2012年の今プレイしても遊び応えは十分。「クラシックなゲームを遊んでいる」という感覚を覚えるのは最初の見た目だけで、すぐに独特な挙動、オリジナリティ溢れるアクション性に引き込まれます。特に『カービィ』の代名詞、本作で初登場となった「コピー能力」はアクションの幅を大きく広げ、プレイヤーごと、あるいはプレイするごとに異なる攻略法を見つける楽しみがあります。難易度を大幅に下げる攻略法もあれば、その逆もあり。プレイヤーの上手さに合わせたプレイが楽しめるという根底の思想は、今の任天堂のゲームに共通するキーワードでもあり、その原点が本作と言えるかもしれません。

当時リアルタイムでプレイした人には特にオススメ。ファミコンらしさを沢山残しながらも、3Dの奥行きと見易くなった画面で新鮮に楽しめる本作を、ぜひ久々にプレイしてみてください。また、アクションが苦手な人にもオススメです。クラシックな見た目とは裏腹に非常に遊びやすく、尚且つ自分なりの攻略法を見つけやすいので、きっと最後まで楽しくプレイできると思います。

「3Dクラシックス」では初めて画面が「横視点」で「スクロール」するアクションな本作。この完成度ならば、今後も同ジャンルの多いファミコンの名作の「3Dクラシックス」化も期待できそうです。


【そそれぽ】第37回、いかがでしたでしょうか?ゴールデンウィークは【そそれぽ】もスペシャルな体制でお送りしていきたいと思っています。次回もどうぞお楽しみに!


『3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語』は、好評配信中で価格は600円(税込)です。

(C)1993-2011 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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