ネクソンは日本でも積極的に展開するオンラインゲーム会社で、『メープルストーリー』や『テイルズウィーバー』といったタイトルを日本でも展開中で、現在共同買収が取りざたされるNCソフトの大株主でもあります。そのNCソフトは『リネージュ』などを展開し、人気を博しています。
一方買収が噂されるValveは、こちらもご存知の通り『Portal 2』や『Left 4 Dead』のパブリッシャーであり、ゲーム配信サービスの「Steam」も運営している、現在世界で最も注目を集める会社の一つです。
報道によれば、ネクソンが非公開で開催したハワイでの開発者の会合で買収案をValve側に提示したということです。この件について、ネクソンとValveの広報はノーコメントを貫いており、NCソフトの担当者は海外サイトのインタビューに応じ、「この噂に何一つ真実なんてない」と一蹴しています。
先日も、EAが10億ドルでValveを買収するといった噂も浮上していましたが、結局は立ち消えになっています。金額面で折り合いがつかなかったのであれば、今回の買収額はいささか不足しているように思いますが、中央日報によると、既に両社の社長は株式の売却や、不動産の売却などで、EAが提示した買収額に近い金額の現金を既に準備しているとのことです。
中央日報の報道では、ネクソンとNCソフトの社長は、Valveに非常に強い関心があることもすでに明らかになっています。更なる海外展開のための足がかりとして、Valveの買収が検討されていてもおかしくはありません。
現在は噂の域を出ませんが、仮に実現すると、世界のゲーム業界が大きく転換する出来事になりそうです。
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