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エイティング、今期の経常益を600%超の上方修正 ― 内製化やソーシャルゲーム運用の効率化で利益率上昇

エイティングは、平成24年9月期連結業績予想の修正を発表しました。売上高は当初予想より12%近く下落しているものの、営業利益・経常利益ともに大幅な上方修正となっています。

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エイティングは、平成24年9月期連結業績予想の修正を発表しました。売上高は当初予想より12%近く下落しているものの、営業利益・経常利益ともに大幅な上方修正となっています。

今回発表になった修正では、売上高は20億8300万円(前回予想:23億7100万円)で12.1%減となっているものの、営業利益2億2300万円(同3100万円)、経常利益2億2600万円(同3100万円)、当期純損失1億1300万円(同2億8200万円)となっています。営業利益と経常利益については、前回予想をそれぞれ600%超の上方修正になりました。

今回予想の数値をもとにすると、通期では売上高が前期比1億800万円減。一方で営業利益は1000万円増、経常利益も1700万円増と前期より利益が増加する見込みです。また、赤字幅も当初予想よりは縮小されます。

売上高の修正要因としては、ゲーム開発事業において、前回予想と開発タイトルに違いがでたことに加え、大型アクションゲームを受注したものの、開発着手と売上計上が来期の第1四半期にずれ込んだこと原因となっています。また、モバイルコンテンツ開発事業では、従来のコンテンツ配信からソーシャルゲームの開発・運用へと業務形態の転換を進めています。ソーシャルゲームの売上げは伸びたものの、ロイヤリティ収入が予想を下回り減収となっているということです。

一方、当初予想を超える増益が見込まれる要因としては、ゲームソフト開発の内製化やソーシャルゲームの運用体制の見直しを進め、利益率を改善していったことが大きなウェイトを占めているということです。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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