人生にゲームをプラスするメディア

任天堂、平成25年第2四半期の業績は想定を下回る ― 通期業績も下方修正

任天堂は平成25年第2四半期の業績を発表しました。期初の予想を下回る数字で、それをうけ、通期の業績予想も下方修正しています。

ゲームビジネス 市場
任天堂は平成25年第2四半期の業績を発表しました。期初の予想を下回る数字で、それをうけ、通期の業績予想も下方修正しています。

第2四半期累計連結業績の実績は、売上高2009億9400万円(前回予想:2300億円)、営業損失291億5900万円(同250億円)、経常損失472億4800万円(同300億円)、四半期純損失279億6600万円(同200億円)となっており、売上高は予想より12.6%減少し、赤字幅も予想値より大きくなっています。

理由としては、ニンテンドー3DSのハード・ソフトの販売が海外において想定を下回ったこと。また、為替相場が想定を上回る円高で推移したことに加え、営業外費用として232億円の為替差損が発生したことが主な理由です。

今回見通しを下回る実績となったことで、通期の業績予想も下方修正されています。売上高は8100億円(前回予想:8100億円)、営業利益200億円(同350億円)、経常利益100億円(同350億円)、当期純利益60億円(同200億円)と増減率では営業利益が42.9%減、経常利益が71.4%減、当期純利益が70%減と大幅に下方修正されています。

理由としては、為替相場が当初の予想より円だがで推移していることに加え、上期の実績を考慮し、今後のソフト・ハードの予想販売量構成等を見直したことで上記の予想値になったということです。

今後はニンテンドー3DSの販売に注力し、年末商戦期に投入するWii Uで巻き返しを図るとのこと。平成25年第2四半期決算の詳細につきましては、後ほど詳しくお伝えします。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【DEVELOPER'S TALK】音ゲー、コーデ、キラキラ感。3DSタイトル『プリティーリズム マイ☆デコレインボーウエディング』にみるミドルウェアで実現した女児向けゲーム開発のこだわりとは?

    【DEVELOPER'S TALK】音ゲー、コーデ、キラキラ感。3DSタイトル『プリティーリズム マイ☆デコレインボーウエディング』にみるミドルウェアで実現した女児向けゲーム開発のこだわりとは?

  2. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

    なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  3. “推しメン休暇”って実際どうなの?どんなキャラでもいいの?ジークレスト代表&社員にアレコレ聞いてみる

    “推しメン休暇”って実際どうなの?どんなキャラでもいいの?ジークレスト代表&社員にアレコレ聞いてみる

  4. YouTubeで違法動画を見てしまったら・・・?分からないことだらけの「違法ダウンロード刑事罰化」まとめ

  5. 令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】

  6. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  7. 海を超えた本当の意味での共同開発が結実した『ドラゴンボールオンライン』(1)

  8. スクウェア・エニックス、本社を新宿イーストサイドスクエアに移転

  9. 【DEVELOPER’S TALK】「もうPS3には戻れない」と言わせたい、開発チームが挑んだゲームサウンド演出 PS4『龍が如く 維新!』インタビュー(後編)

  10. NESTAGE、「wanpaku」「TVパニック」など14店舗を閉鎖

アクセスランキングをもっと見る