ファンシーな少女キャラクターが登場するアクションパズルゲーム『パネルでポン』。ついにWii Uバーチャルコンソールにお目見えです!主人公である花の妖精・リップを始めとした妖精のキャラクターたちは、「妖精さん」と呼ばれて親しまれたりもしています。ところがスーパーファミコンで発売された後には、ゲームシステムはそのままにキャラクターがヨッシーになったり、ポケモンになったり、消えたりもしました。なんてこった。ゲームキューブでは『パズルコレクション』として任天堂の代表パズルゲームの1本となり、妖精さんが一新されたりもしましたが・・・やっぱり第一作目は特別。懐かしい妖精さんたちとWii Uで会えるなんて!そんな任天堂らしからぬ、一見女児向けのようなデザインのキャラクターたちと世界観。ここに残念な先入観をもったり、あなどったりしてはいけません!テクニカルな技が光る、中毒性の高い、アクションパズルの傑作なのです。■最大の魅力「アクティブ連鎖」落ちものパズルゲームの代表、『テトリス』や『ドクターマリオ』、『ぷよぷよ』を思い浮かべてみてください。地道に積み重ね、大量消し(連鎖)を狙いますよね。消している間は、その成果をながめつつ、次の手を考えるかと思います。ところが、この『パネポン』。隣り合ったパネルを入れ替え、そろえ、消していくゲームで、連鎖を組む要素もあるのですが、連鎖の最中にもパネルを入れ替えて、さらに連鎖をのばしていくことができるんです!それが最大の特徴であり、「アクティブ連鎖」と名付けられています。そんなわけで、常に大忙し!次の消せる場所を探し、パネルを入れ替え移動させる!それが対人戦モードであれば、さらにえらいこっちゃです。相手の攻撃を連鎖で返し、それがさらに連鎖攻撃となって反撃され、さらにやり返す。うまい人同士の戦いではなんと、処理落ちが起こってきます。処理落ちによってゲームの表示が遅れまずが、それはすなわち思考時間が長く取れるということ。通常20秒~2分程度で1戦は終わるのですが、何分も続くことも。鼓動は速くなり、息は切れ、手に汗握る、白熱したバトル!・・・ま、画面上ではファンシーな妖精さんたちが「いくぞ!」「どうだ!」といったボイスを掛け合って動く、きゃぴきゃぴした感じなんですけどね。他にはない、アクティブ連鎖のスリル。この味に快感をおぼえてしまったら、ハマること間違いなし。試して損なし。N子のイチオシパズルゲーであります。ヤミツキになった暁には、妖精さんたちにもトリコです。ちなみに開発は『ファイアーエムブレム』シリーズでおなじみのインテリジェントシステムズなんですよ。■Wii Uでの操作性お手軽な、Wii U GamePadで遊んでみました。うーん。正直、ちょっとやりづらい・・・。人によると思いますが、十字ボタンが固く、テキパキとパネルを動かせませんでした。とはいえ、大連鎖を狙うのはつらかったのですが、HARDをノーコンティニュークリアするくらいなら問題ありませんでした。あとは、ほかのコントローラを使ったり、慣れるうちになんとかなる感じでしょうか。大連鎖を狙うためにはパネルをせり上げることも大事なのですが、これは「L・R」ボタンで行います。N子はRボタンを使っているのですが、おしにくかったので、「ZR」をその役割に変更しました。キーコンフィグができるのが、こういうときに助かりますね!丸ごとバックアップがあるので、休憩やスコア保持、ノーコンティニュークリアを目指す・・・といったことは、やりやすくなっていると思います。さて、今回はちょっとした裏技をいくつか紹介したいと思います(ただしスーパーファミコン版のものであり、VC版でもすべてできるかは未確認)。ぜひ試してみてください。■VS.でリップ以外が使える1人用のVS.でステージ勝利後のデモ(虹の上を走っていく)で、画面が暗くなる前にXボタンとYボタンのみをおし続けていると、今まで仲間にした妖精を使うことができます。対戦画面の雰囲気がいつもと変わりますよ。また、コンティニュー画面でYESを選んで画面が暗くなる前でも、同じようにXボタンとYボタンのみをおし続ければOK。コンティニュー回数はリップのみのカウントなので、ほかの妖精さんを犠牲にする方法もあり!?■背景の絵を堪能ポーズ中にXボタンを押すと「PAUSE」の文字が消せます。美しい妖精さんの世界をじっくりながめましょう!?■速度制限のリミッター解除電源を入れて最初にでてくる「ニンテンドー」としゃべる画面で、コントローラ1のボタンをB、A、L、Lと入力すると、スピードレベルの最高速度制限がアップ。エンドレスモードでスピードレベル99を目指せば、さらにその上を体験できる!?このゲーム、なんといっても「VS」モードが熱いのですが、指定のラインまで消すステージクリア型のモードや、エンドレス、スコアアタック、詰めパズルと多彩です。『パネポン』の体験はもちろん、「Miiverse」のコミュニティにも参加したりして、ぜひぜひ妖精さんたちと戯れてくださいね。(C)1995 Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS■Nらの伝説 by N子Nなハードを(中心に)、絵も交えながらより深く遊ぶ、伝える。さすらいの勇者も求むかも!?な連載。
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