また、国内のSAPの多くがモバイル向けにゲーム開発を行っている状況にあわせて、新たに「ニフティクラウド mobile backend」の提供を開始しています。スマートフォン向けアプリ開発で求められる汎用的なサーバー側機能を、クラウド側で提供するmBaaS(mobile backend as a Service)といわれる新たな形態のサービスです。ユーザーはmBaaSを利用することにより主なバックエンド機能開発が不要になり、より短期間での開発や大幅な開発コスト削減を実現することができます。
実際、フジテレビとイーグルの協業で開発された育成パズルゲーム「パズうま」では、「ニフティクラウド mobile backend」を導入することで、プッシュ通知や会員管理、データストア機能など、さまざまな機能がクラウド側で提供されました。これにより初期開発コストは420万円を 292万円に、工数では5.25人月を3.65人月にまで削減することに成功しています。これ以外にも、さまざまなアプリで導入が始まっています。
アプリ開発革命ともいえるmBaaSをニフティが国内ベンダーに先駆けて提供を開始したのはなぜか。この背景には、同社自身がさまざまなスマホアプリを開発、提供してきたことがあげられます。スマホアプリの開発者の立場から直面してきた開発コストや開発スピードといった課題、これを抜本的に解決するために生み出されたのが「ニフティクラウド mobile backend」なのです。