Wii U版リリースも決定している、リアルな写実的描写で注目を集めるレースタイトル『Project CARS』は、広いユーザー層に強くアピールする自由度の高いタイトルとなるようです。
Redbull.comが『Project CARS』を手がけるSlightly Mad Studiosにおこなったインタビュー記事によると、本作は特定のものに焦点をあてるのではなく、様々なスタイルの車や世界中のロケーションなどを選べるようにし、ユーザー層もコアなカーレースファンから一般的な車ファン、新規ユーザーにも取っ付きやすいものを目指しているとのこと。
リアルなレースゲームということで、かの有名な『グランツーリスモ』シリーズや『Forza』シリーズとの比較は避けられない事になりそうですが、『Project CARS』はより一層サンドボックス型で、自由な形式の体験が可能になるそう。全ての車とコースが始めたその日からアンロックされ、追加コンテンツで代金を支払ったりする必要はないという旨も記載されていました。
Slightly Mad Studiosは以前「Need For Speed」シリーズなどの開発に携わった実績のある開発チームということもあり、大手ゲーム会社からのコンタクトが沢山あったようですが、それでも単独で自社開発をするに至った理由については、『Project CARS』の開発は先駆的な方法でオリジナルのIPを生み出す機会であり、プレイヤーとダイレクトにコミュニケーションをとるためにも、他社からのコントロールから逃れることは極めて重要としています。そして、現在もチームのスタッフ以外に多くの個人協力者がいるとのことで、迅速なフィードバックによって開発の大きな助けとなっているようです。
また、本作はWii U版のリリースも決定しています。Wii U版についてはPS4など次世代機と同じグラフィック表現というわけにはいかないようですが、本作のコアな体験を得るには十二分であるうえ、ゲームパッドでマップを表示したり、バックミラーのように使ったり、ジャイロセンサー機能で実際のハンドルのように動かすなどのユニークな相互体験の提供が挙げられていました。
海外発売日が2014年秋に決定した本作。どちらかというとシミュレーター色の強いタイトルになるのでしょうか。実写とみまごう美麗なグラフィックはもちろん、ゲーム内容も劣ることなく、こだわり抜かれた作品となりそうです。
《Ami》
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