「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」は、2014年のガンダム誕生35周年、2015年のガンプラ誕生35周年を記念して実施される。14年の夏休みに大阪で、15年には東京で開催する大規模な展覧会となる。その巨大さに加え、大阪会場では参加者がガンプラを1000体組み立て、翌年の東京会場でインスタレーション展示を行うという1年越しの大規模プロジェクトにもなっている。
とりわけ大きな見どころは、ふたつだ。ひとつは1000点にも及ぶ制作資料(一部複製)を一挙公開である。物語の生みの親・富野喜幸総監督(現:富野由悠季)の企画段階のメモや美術設定、美術ボードや、原画や設定画などとなる。美術監督の中村光毅さん、アニメーションディレクターの安彦良和さん、メカニックデザイナー・大河原邦男さんを筆頭に多数のクリエーターの息づかい漂う作品の数々が、光や音、映像を交えた演出で展示される。
これまで公開されていなかった資料も期待出来そうだ。ガンダムの魅力を様々な角度から存分に味わう、質量ともに圧倒的な規模の展覧会となる。
ふたつめは映像である。オープニングシアター「大気圏突入」が制作され上映される。シアターはホワイトベースのメインデッキを模しており、映像でブライトやミライらのクルーと大気圏突入をめぐる戦いを体験する。
さらに富野由悠季監督によるシリーズ最新作『ガンダムGのレコンギスタ』の映像も公開になる。1979年から現在まで、『機動戦士ガンダム』の世界観に没入することになる。
入場料は一般・大学生2000円(1800円)/中学・高校生1500円(1300円)/4 歳~小学生800円(600円)である。なおカッコ内は前売・団体価格(団体は20 名以上)で、前売は5月12日に販売開始となる。
[真狩祐志]
「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」
http://www.gundam-ten.jp/
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