国産RPG『ダークソウル』シリーズにインスパイアを受けたという『Lords of the Fallen』。ディベロッパーはドイツのDeck 13 Interactiveで、パブリッシャーはポーランドのCity Interactiveという国際協業タイトルです。開発コンセプトやゲームの内容などについて、プロデューサーのトーマシュ・ゴップ氏に話を伺いました。
ゴップ氏はCD Projekt REDで『The Witcher 2: Assassins of Kings』のプロデューサーを務め、その後City Interactiveに移籍したベテランクリエイター。『ダークソウル』シリーズの大ファンとしても知られています。開発チームと共に、さまざまな質問に対して気さくに答えてくれました。
――よろしくお願いします。時間も限られていますので、一番お聞きしたい点から伺います。『ダークソウル』シリーズにインスパイアされたとのことですが、ゲームを遊んで一番学んだ点はなんですか? そして『Lords of the Fallen』でどのように活かしましたか?
ゴップ:一番大切なことは、『ダークソウル』シリーズが多くの人にとって、何度も何度も繰り返しプレイするだけの価値を備えていたということだと思う。僕も周りの開発者も、みんな夢中になってプレイしていたからね。そして達成感を覚えた。あのゲームをクリアした人なら誰でも、深い満足感を覚えたはずだ。最初に考えたのは、僕たちもポーランドで『Lords of the Fallen』で同じような高みに到達したいということだった。
補足するなら、『ダークソウル』シリーズはまったく新しいジャンルを切り開いたと思う。すべての敵キャラクターに価値があり、どんな攻撃方法や、どんな武器が効果的か、一つずつ試しながら学習していくことが楽しいゲームだったからね。『Lords of the Fallen』も同じで、一見すると強大な敵でも、どこかに必ず弱点があるような内容にしたいと思っている。それがわかれば、わりと簡単に倒せるんだ。