任天堂がE3で発表したゲームと連動するフィギュア「amiibo」の価格は、1,200円前後になるそうです。これは、レジー社長が海外メディアSeattle Timesのインタビューで答えたもので、それによると「$10 to $15」だとか。そもそもNFCとは近距離無線通信(Near field communication)の略称で、あるNFC内臓フィギュアをかざすと、「そのフィギュアのキャラクターが実際のゲームに登場し、その経験値はフィギュアに保存される」という遊びを実現することができます。これを現行機で先行して行ったタイトルに、アクティビジョンが開発した『スカイランダーズ』というゲームがあります。日本ではトイザらス専売ですので知名度は低いですが、世界的には20億ドル以上を売り上げ、約30種類のフィギュアが1,294円 (税込)で販売されています。また新作では、頭・上半身・下半身の3つのパーツを好きにカスタマイズし、自分オリジナルのキャラクターを活躍させるシステムが搭載される予定です。日本でも知名度のあるNFC対応タイトルとしては、『ディズニーインフィニティ』が挙げられます。システム的には『スカイランダーズ』とほぼ同じですが、ディズニーというIPだけに全世界で300万本(スターターパック)を売り上げています。なお、フィギュアは1体1,234円(税込)です。一方任天堂はというと、過去に『ポケモンスクランブル U』というタイトルを展開し、ガチャガチャで1回200円で販売していましたが、思うようにヒットせず販売が終了しています。このように、ヒットすれば大きな利益を生むるNFC内臓フィギュアですが、価格的には妥当と言えるでしょう。今回ご紹介したインタビュでは、「任天堂IP」「複数タイトルに対応」「広い層に訴求」という3つの強みを活かして、より大きな市場を築けるとレジー社長は発言しており、ハードホルダーが手がける本気のNFCフィギュアにポテンシャルを感じられずにはいられません。皆さんはどう思いますか?
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