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【年末年始】掃除中にFC用電子学習教材「スタディボックス」を発見した

部屋の掃除をしていた筆者ですが、アーケード筐体NEO29の横に置かれた棚から面白い物が見つかりました。その名も「スタディボックス」!

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部屋の掃除をしていた筆者ですが、アーケード筐体NEO29の横に置かれた棚から面白い物が見つかりました。その名も「スタディボックス」!


スタディボックスは福武書店(現ベネッセコーポレーション)が80年代後半から90年代前半にかけて販売(初期はレンタル)していたファミリーコンピューター用の電子学習教材で、専用の機械をファミコン本体に装着し、専用のカセットテープからデータの読み出しや音声の再生を行います。本機は店頭販売はされず、進研ゼミ小学講座「チャレンジ」で会員登録をしなければ購入できませんでした。そのため、存在自体知らないという方もいるのでは。


スタディボックス用のカセットテープは毎月テキストともに送られてきました。理科・算数を扱うサイエンスコースと英語を扱うイングリッシュコースが用意されており、テキストとスタディボックスを併用しつつ、ゲーム形式のクイズや計算などに挑戦する内容となっています。

■所有しているカセットテープ
・サイエンスコース「ニュートンランド」 小3 算数 1~12月号
・サイエンスコース「ニュートンランド」 小3 理科 1~12月号
・サイエンスコース「ニュートンランド」 小3 3月号 特別付録
 “N57星を探ろう!”
・サイエンスコース「ニュートンランド」 小3 8月号 特別付録
 トロプスワールド“金色のどんぐり”
・イングリッシュコース「エンジョイ English」 スタート号 I・II
・イングリッシュコース「エンジョイ English」 1~12
・イングリッシュコース「エンジョイ English+」 1~4
・イングリッシュコース「エンジョイ English+」 特別付録
 ゴールドトマホーク番外へん“リトルメアリーのかみかざり”

また、学習教材にありがちな先生役・生徒役のキャラクターも登場しますが、カセットテープの利点を活かしフルボイスで喋ります。『燃えろ!!プロ野球』の「ペボー!」や『スパルタンX』の「アパッ、アパッ!」など、ボイスはあくまで一部の効果音として使われていた時代だったので、フルボイスには衝撃を受けました。


テキストは既に紛失してしまいました

筆者がスタディボックスを知ったのは小学生の頃。「勉強のためだから」とねだって買ってもらったのは言うまでもありません。しかしながら、テキストを進めた記憶が殆どありません……。結局、勉強が面倒で冒頭だけちょこっと触って、最終的には『くにおくんシリーズ』などの普通のゲームをプレイしていたんだと思います。


説明書に『熱血高校ドッジボール部サッカー編』のパスワード書き込んじゃってる……

久々にプレイしてその感想を皆様にお伝えしようと思ったのですが、何度トライしてもカセットテープを読み込む段階で「ポー」という音を発しながらフリーズしてしまい、プレイする事ができませんでした……。カセットテープが劣化してしまったのか、スタディボックス本体が壊れてしまったのか、原因は不明です。幸いにも、5年ほど前に筆者が撮影したプレイ映像が手元に残っていたので、そちらをご紹介します。


ヘッドフォンだとテープの読み込み音が聴き取れます

このようなレアな周辺機器を動かないまま埋もれさせてしまうのは忍びないので、スタディボックス本体を修理したり、カセットテープのデータをPCに取り込んでおくなどしておいた方が良さそうですね。もし、そういった事に詳しい方がいたら是非コメント欄に情報提供をお願いします。

記事提供元: Game*Spark
《Game*Spark》
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