4月1日より社名がバンダイナムコエンターテインメントとなるバンダイナムコゲームス。この機会に全国20~69歳の男女500名を対象に「エンターテインメントに関する意識調査」を2014年12月9日~11日の3日間にかけてインターネットにて実施し、調査結果を公表しました。3つのトピックに分けて、調査結果を紹介します。
■調査目的:エンターテインメントに関する意識を探る
■調査地域:全国
■対象者条件:20~60代の男女
■調査手法:インターネット調査(協力:クロス・マーケティング)
■実査期間:2014年12月9日~11日
■サンプル数:500人
■構成:
男性 20-29歳 50名 / 女性 20-29歳 50名
男性 30-39歳 50名 / 女性 30-39歳 50名
男性 40-49歳 50名 / 女性 40-49歳 50名
男性 50-59歳 50名 / 女性 50-59歳 50名
男性 60-69歳 50名 / 女性 60-69歳 50名
■あなたが年間にかけるエンターテインメント費用は収入に対してどのくらいの割合ですか?
家計の収入に対して年間にかけるエンターテインメント費用の割合=“エンタメ係数”を聞いたところ、平均値は11.5%という結果になりました。10%以下が全体の約7割を占めていますが、30%を超える人も1割近くに上ります。
■2014年にかけたエンターテインメント費用(1人当たりの費用)は、2013年と比べて増えていますか、減っていますか?
エンターテインメント費用を2013年と2014年とで比較した場合、全体の約6割が「変わらない」という回答で、景気の変動や消費税増税がある中でも、自分の好きなものにかける費用は惜しまない傾向にあることがわかりました。
■あなたがエンターテインメントに求めるものをすべて選んでください。(複数回答可)
エンターテインメントに求めるものは、「楽しさ」が圧倒的で78.0%。以下、「心が豊かになる」(37.6%)、「ワクワクする」(37.2%)、「笑い」(36.6%)と続いています。
■あなたにとって、お金をかけても惜しくない、一番大切なエンターテインメントはありますか?
「お金をかけても惜しくない一番大切なエンタメがあるか」という質問に対し、約3割が「ある」と回答しています。この設問で「ある」と回答したのは、男性の23.6%に対し、女性は36.0%と12.4ポイントも高くなりました。
■そのエンターテインメントは何ですか?(お金をかけても惜しくない、一番大切なエンターテインメントが「ある」と回答した人のみ、フリー回答)
「一番大切なエンタメは何か」を尋ねたところ、「ライブ、コンサート」(19.5%)、「旅行」(18.1%)、「音楽・アーティスト」(10.1%)、「スポーツ」(10.1%)、「映画」(6.7%)の順になりました。中には「誕生日」や「子どもと遊ぶ」、「バイク」、「飲み会」といった回答もあり、日常生活の至るところに、人それぞれの“エンタメ”が存在していることがわかりました。
■その項目に年間トータルで使った金額はいくらぐらいですか?(お金をかけても惜しくない、一番大切なエンターテインメントが「ある」と回答した人のみ)
実際に使った金額では、年間「10~30万円」と回答する方がピークで23.5%。10万円以上を使っている人は全体の4割、50万円以上を使っている人は全体の1割以上を占める結果となりました。
■エンターテインメントは誰と楽しむことが多いですか?
「エンタメを誰と楽しむことが多いか」の回答では、男女で興味深い違いが表れました。男性は「1人」が半数近く(46.8%)と群を抜いて多く、以下「家族」(27.6%)、「妻」(11.6%)、「友達」(8.0%)と続きます。
一方女性は「家族」(31.6%)がトップで、「1人」は24.4%どまり。以下、「友達」(18.0%)、「夫」(12.8%)、「子ども」(8.0%)と続きます。
男性は自分のペースでひとりじっくり楽しみたい“ぼっちエンタメ”派、女性は誰かと一緒にわいわい盛り上がりたい・共有したい“シェアエンタメ”派が多いと言える結果になりました。
■あなたがエンターテインメントだと思うものをすべて選んでください。(複数回答)
「これがエンターテインメント」と思うものを選んでもらったところ、年齢によってもエンターテインメントへの意識の差が見られました。1位は各世代共通して「コンサート(ライブ)」。「テーマパーク」は20代~40代で2位ですが、50代では4位、60代では6位と、若い世代で人気です。逆に「旅行」は60代で5位、50代で6位にランクインしていますが、20代では8位以下の結果となりました。
「ゲーム」は、20代と30代だけランクイン。20代は「マンガ・アニメ」もランクインしています。日常を離れてイマジネーションの世界に遊ぶエンタメを他の世代より好む傾向が見られます。
刺激的なひとときを過ごしたい若年世代と、ゆったり満ち足りた時間を求めるシルバー世代、といった世代間格差が垣間見える結果となりました。
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これらの結果から、バンダイナムコゲームスは、消費税増税や不況など、消費者にはまだトンネルの出口が見えない中で、個人がエンタメにかける費用は収入比でほぼ一定の割合を保ち続けている様子であると分析。“楽しい”ものはすべて「エンターテインメント」だと言え、「コンサート(ライブ)」や「テーマパーク」といった“ザ・エンタメ”的なものだけでなく、「読書」「ショッピング」「友人とおしゃべり」といったものまで、毎日の日常生活のそこかしこにあふれている“なくてはならないもの”も、また「エンターテインメント」であるとの考えを示しています。