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「管コレ」ドラマCD第二弾発売!JH LabとSMEにその魅力と今後の展開を訊いた(後編)

前回は、「たまコレ」の生みの親である「JH Lab」の二人中心に話を伺いました。今回の記事では、ドラマCDの発売元SMEの大神貴寛さんを交えてお話を伺います!

ゲームビジネス その他
「管コレ」ドラマCD第二弾発売!JH LabとSMEにその魅力と今後の展開を訊いた(後編)
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前回の記事では、「JH Lab」のお二人中心に話を伺いました。そして今回の記事は、ドラマCDの発売元SMEの大神貴寛氏を交えてのインタビュー。本稿では、先日発売したばかりのドラマCD第二弾の魅力にも迫って行きます。

◆その前に、「たまコレ」の概要を公式から抜粋




■真空管ドールとは?
真空管ドールとは精神を持った汎用or専門用途ドールロボットである。

西暦2200年の魔法町では精神と21世紀の物理学の相関の学問が発達した(その一つの起因はモントークプロジェクトによる電磁波と精神状態の研究結果である)。精神は意味のある物理量で定義されエネルギーに似た変数でも表記された。その際、精神と電磁気学の変換や増幅に有効とされたのが真空状態と電子というキーワードだった。偶然にもその構造は古代の真空管の構造と一致しており、半導体からの技術の回帰となった。精神による力の発生(念力や魔法と言われる)の増幅に有効なのが真空管なのだが、それが電気的な知能から精神を作り出す逆変換の用途でも利用された。真空管ドールは電気的な人工知能から人間と同じ精神のエネルギーや状態を作り出すことで、人間と同じ意思を持ったドールである。真空管ドールは現在様々な用途で活躍し、人間のパートナーとなり社会を支えている。その精神性能は中核となる対応真空管の性質や構造によって決まり、業界団体によってビンテージ真空管をベースに規格化されることとなった。

■真空管ドールの競技会「真空管コレクション」




「真空管コレクション」とはドールメーカーの博士同士がドールと共に協力&育成して対戦する技術競技大会である。

真空管ドール達は同じ型番でも様々な企業で作られ、対応真空管の個性によっても性能は様々である。特に性能はベースとなる真空管だけによらず、周辺回路や学習によって性能は変わり、メーカーはそのカスタマイズによって販売競争を行ってきた。

2150年頃から各国の企業や独立行政法人、大学などでベース機体の技術を競う競技会が各地で行われるようになった。その形式は複数体を用いたより実践的な性能を競うもので、互いで頭脳戦と物理戦で動作不能状態にすることが勝利条件である。その競技会の中の最高峰の戦いが「真空管コレクション」という競技会である。そこで優勝したドールには名誉あるドールクイーンの称号が与えられるのだ。 また研究者であるあなたも勝つことで色々な称号や地位(ドクター、フェロー、等)を得ることができる。

君はドール企業(もしくは研究機関)の研究者(ドール使い:Doll Manipulator)となり自社カスタム真空管ドールと十分な意思疎通を図りながら、学習&技術サポート&改良しながら戦わなければならない。そしてライバル企業や団体のドール達を倒すことで世界一のドール企業へ導き、ドールたちをドールクイーンにするのだ。

◆ドラマCDの生みの親と立役者へのインタビュー!



―――ドラマCDを出そうと考えたきっかけは?

中川:小説化だったりアニメ化だったりする前に、まずはドラマCD、というのが導入のハードルとしていい高さなのではないかと考えました。ファンの皆さんにとっても、我々にとってもです。

大神:「ドラマCD付き」のものが、今回はカードゲームだったと。

―――JHさんの事は前からご存じだったのですか?

大神:イラストはPixivなどで拝見していたのですが、初めて生で見たのは昨年の「ゲームマーケット」という場所でした。メインビジュアルを掲げていらっしゃって、「なんだこれは!?」「カッコイイ!」と思いまして、次の瞬間私の頭の中ではキャラクターが飛んでいる場面が流れていたんです。そこでそのままお声がけさせていただきました。

―――テレビサイズより、映画サイズで観たいですよね。世界観も含めて、映画向きだと思います。

中川:映画化します。我々の妄想の中で映画化されます!

大神:是非劇場で観たいですね! 私も妄想しています!

―――制作にあたり、何を重要視されましたか?

大神:個人の趣味も混じりつつですが、比較的話題になった声優さんを選ぶ事です。プロデューサーにもお願いして、なんとか作り上げました。

―――物語の軸、テーマはなんでしょう?

大神:基本的に学園モノ、コメディという脚本があります。

中川:これはドール達の社会教育、社会適合させるための教育ですよ、というものなので、この世界の中に物理的にリアルな学園があるわけではなく、「ドール達を教育するシステム」があるんです。その中で動いているプログラムを表したものです。

大神:そうすると、語り口を色々作れるわけなんです。

―――ずばり「聴きどころ」は?

大神:うーん、基本日常系なので……。

中川:盛り上がりと言うか、「コレクターズアイテムなので買ってください!」です。「このキャラでこの声優なら、買わなきゃ駄目ですよ!」と。今後は売らないので、人気が出てきた時に大変後悔しますよ!

大神:それこそ限定版(豪華版)と同じようなプレミア感が出るだろうな、と思います。

中川:あれはもう作らないので……作ると赤字になるんですよ。当時の円高の状況があっても厳しかったので、今の状況では1セット10万円くらいにしないとペイできません(笑)

―――反響はどうでしたか?

大神:実は配信などもしているんです。色々な側面から世界観に触れる事ができますので、もっと多くの方に聞いていただきたいと思います。

―――メインターゲット、または想定ターゲットはどのあたりですか?

大神:20代、30代の男性、カードゲームが好きな人、JHさんのイラストのファン、二学期もそちらに向けて進めています。

中川:カードゲーム、アート、同人、声優それぞれのカテゴリだと、まだファン層が分断されています。ただ、今はそうであっても、我々はそれぞれに種を蒔いておいて、あとでじっくりと統合させていきます。ファンの方はどこからキャッチアップされてもいいので、今のうちに触れていただけると非常に深い世界が広がっていますと申し上げたいですね。声優だけだった人、アートだけだった人、ゲームだけだった人、同人だけだった人などが、それぞれの垣根を取り払って楽しめるようにするのが我々制作サイドの在り方なのかなって思っています。


大神:色々なもののバイパスになればいいですよね。

中川:これまでのビジネスプラットフォームで、各カテゴリに分断されたサブカルというものがポップとして統一される仕掛けはほとんどありませんでした。そこで、JHを核としたアートの世界観で統一したビジネスモデルを展開させ、フロンティアになるという面白さはあります。

―――恐らく言えないとは思うんですが、その他のメディア展開、ゲームなども進んでいますよね?

大神:えー、どこまで言っていいのか分かりませんが、「あれこれ進んでいます」とだけお答えを……。 「二学期」は発売間近なので、是非ご購入をお願いします!

―――では、ドラマCDを購入された方にメッセージを!



JH:まだまだこれから頑張ります!

大神:是非お友達にもご紹介して、遊んでみてください!

中川:ゲーム体験会と直販イベントもやっていきますので、宜しくお願い致します!

大神:もう秋葉原で大会もやっていますよね。

中川:大会でもらえるサイン付きレアカードもあります。

JH:公式HPをチェックしてください。初版も変わりますので、今知っている人は古参になれますよ!

―――最後に、二学期のPRポイントを!

大神:一学期に出てきたキャラは、それぞれが主人公級のキャラばかり。先々出るCDではメインキャラ(キャスティング)が変わっていきますので、色々なキャラが楽しめます! 一学期のキャラも出演はしますが、新たな魅力を含めて聞いていただければ。

JH:後は限定のカードですね。

大神:初回限定500枚の限定レアカードがありますので、お早めの購入をおすすめします。

中川:今後はもっとスピードが早くなりますよ。様々な展開も控えていますし、目にした時、気付いた時に判断しないと乗り遅れます。

JH:夏……ですかね。

中川:夏ですね。夏は大変な事になります。

大神:それ以上はちょっと! オフレコで! 乞うご期待という事で!

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

「期間限定BOX」(限定カード付きドラマCD+カードゲームセット・3300円税別)は、ブロッサム役に戸松遥さん、アンナ・フロイド役に東山奈央さん、育成式エモ役に悠木碧さん、アリシア役に小林ゆうさん、マジック藍役に井上麻里奈さん、芸能式エリー・近衛役に斎藤千和さんを選択した豪華版。

ここまで各方面で人気な声優陣が揃うとなると、その本気度も伺えると言うものです。まだまだ多くの展開が控えていると言う「たまコレ」から、今後も目が離せませんね! また様々な角度からの展開もあるそうなので、随時こちらからも情報をお伝えしていきます。
《平工 泰久》
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