本作は可愛らしいモモンガのキャラクターが活躍するピンボールゲーム。全12ワールドで様々なピンボールに挑戦しながら物語を進めていきます。ピンボールゲームではアーケードタイプのステージクリア型が主流ですが、本作では物語を楽しみながら遊んでいけるのが特徴となっています。
筆者も幾つかのステージをプレイしてみましたが、基本的なピンボールの要素は抑えつつ、台(ステージ)にはアクションのギミックを満載。少し頭を使って、狙いを定めながら遊んでいくという感じです。遊び心地はとても良く、明るくて綺麗なビジュアルで楽しく遊べるゲームとなっていました。
欧米では10月に配信予定ですが、日本でもレイニーフロッグより年内に配信予定。また、スマートフォン版は既に配信中です。Paladin StudiosのDerk de Geus氏にブースでお話を伺うことができました。
―――最初に自己紹介をお願いできますか?
Derk de Geusといいます。オランダのPaladin Studiosの共同創業者でCEO(最高経営責任者)を務めています。2005年に会社を設立してから、「わくわくするゲーム」をコンセプトに、これまでは主にスマートフォン向けのゲームを開発してきました。ゴルフゲームの『Wonder Golf』、レースゲームの『Nikko RC RACER』などです。また、受託開発もしてきました。総勢30名ほどのスタッフですが、コンソールでリリースする『モモンガ ピンボールアドベンチャー』は過去最大規模のプロジェクトです。
―――『モモンガ ピンボールアドベンチャー』はどのようにして生まれたのですか?
エンドレスなピンボールゲームを作ってみたいと思ったんです。ずっと終わらない、ピンボールゲーム。魅力的なキャラクターがいて、素晴らしい物語があって、どんどん先に進みたいと思えるような、ピンボールゲームを進化させるようなゲームです。あるとき、Cuteoverload.com(可愛いものを紹介するサイト)を眺めていたら、モモンガがいて、これだ!と思ったんです。調べていくうちに本当に可愛いし、飛べるのでゲーム性も広げてくれそうだしね。
―――なるほど(笑)。ゲーム作りで大変だったのはどの辺りですか?
フィジックス(物理)とコントロール(操作)は大変でしたね。それから初めてのピンボールゲームだったので、レベルデザインも苦労しました。続いていくゲームなので、適切な難易度のステージを連続させていくのは本当に大変でした。ステージはどれもユニークで個性的なものにするつもりだったので発想も大変でした。新しいピンボールマシンを沢山作るような感じだと思いますね。
―――開発にはどのくらいかかったのですか?
開発には2年くらいかかりました。思ったよりかかりましたね。小さなスタジオなので、受託開発をしたりしながら、自社プロジェクトもやっているんです。チームのサイズは大きくなったり、小さくなったりでした。2人~10人くらいでしょうか。
―――日本のゲームユーザーに一言いただけるでしょうか?
まずは・・・モモンガが大好き!これは本当です(笑)。それから、誰でも笑顔で楽しめるゲームになっているので、一度プレイしてみて欲しいですね。愛を込めて作りましたので。
―――ありがとうございました
※画像はスマートフォン版のものです
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