◆塗る順番と塗り分け最初は、前回の下地を塗る作業で塗り損じている場所を修正するところからやるとよいでしょう。写真ではわかりやすいように別のミニチュアを使っていますが、こんな感じで塗れていないところを、カラープライマーと同名の対応する色(ごろつきの例で言えば、レザーブラウン、ナイトの例で言えばガンメタル)で塗っていきます。次に、それぞれの服、鞄、武器といった部分ごとに別の色で塗り分けていくベタ塗りと呼ばれる作業に。面積の一番大きい部分を塗っていきます。今回の例では服の部分ですね。これが塗り終わったら、2番目に大きいところ、3番目、4番目とだんだん細かいところを塗っていきます。人によっては逆に細かいところを先に塗るほうがやりやすいという方もいます。この辺はお好みで。一通り塗り終わって乾いたら、それぞれの色ではみ出た部分を修正していきます。最初はあまり神経質にならなくてもいいですが、完成度を高めたい場合はしっかり直しておきましょう。上手に塗ってあればあるほど、はみ出しは目立っていきますよ。ベタ塗り作業が終わり、こんな感じに仕上がりました。今回使った色は、以下のとおり。上着(?)の部分:アーミーグリーン袖・ズボン:ネクロティックフレッシュマフラー・腰布:エイリアンパープル兜・靴の毛(?)の部分:アッシュグレイヒゲ・ランタンの紐:オークブラウン肌:バーバリアンフレッシュ鞄・靴・ベルト・手袋:レザーブラウン兜・剣・ランタン:ガンメタル予算の都合で塗料を一気に揃えるのに抵抗があったりする場合は、ここまで細かく塗り分けなくてもいいかもしれません。基本的には布・革・金属・肌・毛がそれぞれ塗り分けられてだけでも、それなりにかっこ良く見えるはず。ちなみに、最初にガッツリ配色を決めても、塗ってる途中でなんか違うな……と感じることもあるでしょう。そういう時は、塗料が乾いたら、別の色で重ね塗りすればOK。デジタルゲームのキャラエディットの用に、自分だけの配色のキャラクターを作れるのがミニチュアを塗る楽しみでもあるので、じっくり悩んで、ぜひ試行錯誤を繰り返してみてください。今回はレザーブラウンのプライマーを吹いてあるので、レザーブラウンの部分を残すような形で他の色を塗っています。こうすることで工程を省けるのが、カラープライマーの楽なところですね。黄色・白・赤を塗りたい場合は、下地(プライマー)が同系色もしくは茶色、灰色、白でないと、塗料によっては透けてしまいやすいので注意(塗料によって隠蔽力が違うのでまず試してみることをオススメします)。そういった色を大量に塗る場合は、カラーサーフェイサーでまとめて塗ってしまうのが楽ですが、ピンポイントで入れる場合は、まず先に茶色か灰色を塗って、乾いてから重ねて塗るとよいでしょう。最後にウォッシングという塗装方法を説明しておきましょう。
【アナログゲーム決死圏】第21回:VRボードゲーム『アニュビスの仮面』プレイレポ&インタビュー!“2画面を使った遊び”が面白い 2016.2.5 Fri 20:00 「ギフトテンインダストリ」の製作チームに制作秘話を伺いまし…