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スクエニ、VR/ARについて「いくつかのプロジェクトに取り組んでる」とコメント…有料アプリへの意欲も

スクウェア・エニックスは、5月12日に開催した決算説明会にて、「スマホ向け有料ゲーム」と「VR・AR」に関する今後の展望を発表しました。

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VRタイタン討伐戦
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スクウェア・エニックスは、5月12日に開催した決算説明会にて、「スマホ向け有料ゲーム」と「VR・AR」に関する今後の展望を発表しました。

コンシューマーゲームやスマートデバイス・PCブラウザ向けゲームなど、様々なプラットフォームにゲーム事業を展開させている同社は、大型タイトルの制作・販売を通してIPを強化し、そこから更に派生することで収益機会を最大化するといった取り組みを今後も継続すると発表。その動きの将来的な取り組みとなる、スマホ向けおよびVR・ARの展開に関して、その方向性を明らかとしました。

現状、F2Pのゲームが大半を占めているスマホ市場ですが、その性能は年々進化しているため、「携帯ゲーム機向けのリッチなゲームが遊べるようになってきている」と指摘。F2Pのような爆発的な売上ではないものの、自社タイトルの『ファイナルファンタジーIX』や『聖剣伝説』、『ロマンシングサガ2』などが長期的に売れていると説明し、有料ゲームの展開には時間的なスケーラビリティがあるとしています。

また、「有料ゲームはストックの積み上げ型ビジネス」と認識し、『ファイナルファンタジー』シリーズの新作が発売されることで過去シリーズのアプリで売れるといった動きを一例に挙げ、マージンが確保できる形で市場を活性化することで有望なマーケットになるとの考えを明言。新作も含めた投資を今後も行うとしています。

そして、ゲーム業界全体も注視しているVR・ARに関して、同社はいくつかのプロジェクトに取り組んでいると発表。VR・ARではハイエンドの技術力が活きると分析しており、「数年後には、HDゲームに“VRモード”が標準に搭載されるかも知れません」との見解を述べました。

スマートデバイス向けの新作展開やVR・ARで進行中のプロジェクトなど、期待が募る動きの片鱗が垣間見えたことで、同社における今後の動向は多くの方から更なる注目を集めることでしょう。

なお、同社は「東京ゲームショウ2015」にて『ファイナルファンタジーXIV』とVRを組み合わせた『VRタイタン討伐戦』を出展しています。

(C)2011 SQUARE ENIX HOLDINGS CO., LTD. All Rights Reserved.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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