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【レポート】『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は手強い“詰め将棋”シミュレーション! スマホならではの操作感やプレイの手応えに迫る

人気シミュレーションRPGの代表作のひとつと言えるほど、長い歴史と根強い人気を獲得している『ファイアーエムブレム』シリーズ。記念すべき1作目『暗黒竜と光の剣』が1990年に登場し、四半世紀を超える道のりを歩み続けています。

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人気シミュレーションRPGの代表作のひとつと言えるほど、長い歴史と根強い人気を獲得している『ファイアーエムブレム』シリーズ。記念すべき1作目『暗黒竜と光の剣』が1990年に登場し、四半世紀を超える道のりを歩み続けています。

シリーズ2作目の『外伝』が3DSでリメイクされ、2017年4月20日に発売。ニンテンドースイッチでは完全新作が予定されており、本シリーズは今もなお勢いづいています。そして2月2日には、スマートデバイス展開となる『ファイアーエムブレム ヒーローズ』の配信が幕を開けました。


本シリーズの新たな動きとなった迎えた『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は、しっかりと『FE』らしさがあるのか。また、どのような独自要素があるのか。気になる点をチェックすべく、本作の序盤とスマホならではの部分に触れてみました。


ゲームを始めてまず出迎えてくれたのは、アンナ。シリーズ関連キャラクターの中ではある意味最も自由な立場にいる彼女ですが、今回は導入役としても活躍。移動や攻撃のやり方も丁寧に教えてくれます。ちなみに本作の移動や攻撃は、スワイプだけでも可能。動かしたいユニットに触れ、そのまま敵ユニットまで持っていくだけ。この操作方法の違いは、スマホならではと言えるでしょう。


ですが、『FE』らしさに欠けているかと言われれば、そんなことはありません。敵の移動範囲を見極め、ギリギリの位置にユニットを配置。自分のターンで、まず弓や魔法の間接攻撃で相手を弱らせ、直接攻撃でトドメを刺す。そのための間合い調整も含め、戦略の根底は変わらず『FE』の魅力を感じられました。


シリーズ作との大きな違いのひとつとして、マップ画面もポイントのひとつでしょう。スマートフォンの1画面に収まる、8×6マスでマップが構成されており、戦況が文字通り一目で分かります。シリーズ作に慣れた方だと「狭そうだ」という印象を持つかもしれませんが、移動力もマップに合わせて押さえられているため、形は変われども戦略性の高さは健在です。

出撃ユニット数も4体なので、むしろ一手一手の重要性は増しているかもしれません。あるユニットの行動を間違えてしまった場合、残り3ユニットで補う必要がありますが、10数体ものユニットが出せるシリーズ作と比べると、1ユニットにかかる負担は必然的に大きなものになります。その分だけ、一手の重みが増す形に。


とはいえ、最初から厳しいマップが続くわけではありません。前述の間接攻撃や、シリーズお馴染みの三すくみ要素などを踏まえておけば、シリーズ初体験の方でもそれほど苦労することなく進めるバランスなのでご安心を。

バトルは、まずストーリーマップを進めて行います。トライするには、シナリオに応じたスタミナを消費。序章1節「金翼の王子」ではスタミナ2を消費します。ちなみに開始直後でもスタミナは50あるので、序盤ならば消費のことはあまり気にせず、自分のペースで楽しむ方がいいかもしれません。


マップの狭さによる利点は手軽さのみならず、局地的に煮詰められた戦略と向き合うことになるので、短く濃いプレイを楽しめる一因に。操作はシンプルかつ直観的で、その分戦略に思考を割ける余裕も生まれます。従来の作品を将棋的な楽しさだとすれば、本作は詰め将棋的な面白さが詰まっているように感じました。

そして戦力アップの要であり、プレイのモチベーションにも大きく関わるのが、「召喚」によるユニットの獲得。ゲームの進行やミッションのクリア、またショップで購入することでも入手できる「オーブ」を消費して、ランダムに登場するユニットを獲得することができます。


本作で現在行われている召喚のひとつ「ピックアップ 伝説の英雄編」では、最高レアとなる★5が手に入る提供割合は3.0%。また、★5ピックアップも行われており、こちらも同じく3.0%。そして、★4が36%、★3が58%となっています。

また本作の召喚は、★4以下のユニットが連続すると、★5ユニットが召喚されやすくなります。5回連続で★5ユニットユニットが召喚されなかった場合、その召喚終了後に★5ユニットの提供割合が上昇。この上昇は★5ユニットが召喚されるまで上がり続け、また120回以上連続で★5ユニットが召喚できなかった場合は、次回召喚時の★5ユニットの提供割合が100%になります。(★5ユニットが出ると、提供割合は通常に戻ります)

この提供割合や確率の上昇、また120回以後の保険をどう感じるかは個々人で感想が変わることと思いますが、★3のユニットも★5に成長可能な育成システムと加えて考えると、様々な形でモチベーションを維持させる施策が行われているような印象を受けました。

スマートデバイスで遊ぶ、基本無料・アイテム課金制の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』。その提供形態そのものに納得いかない人がいても、決して不思議ではありません。ですが、遊ぶ前に見切りをつけるのは勿体ないと思う出来映えなのも確か。コツコツじっくり遊ぶシミュレーションRPGを求めている方ならば、まずは触ってみることをお勧めします。



『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は好評配信中。価格は、基本無料のアイテム課金制です。

(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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