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【レポート】リアル脱出ゲーム×FFXIV「大迷宮バハムートからの脱出」には“リアルMMO”の楽しさがキラリ

ゲームファンから大きな人気と関心を獲得し続けてきた『ファイナルファンタジー』シリーズ。歩みの長さはもちろんのこと、タイトルごとに様々な挑戦に挑み、美麗なグラフィック表現や大胆なゲームシステムなどを常に提案し続けています。

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ゲームファンから大きな人気と関心を獲得し続けてきた『ファイナルファンタジー』シリーズ。歩みの長さはもちろんのこと、タイトルごとに様々な挑戦に挑み、美麗なグラフィック表現や大胆なゲームシステムなどを常に提案し続けています。

本シリーズは、ナンバリングタイトルでのオンラインゲームもリリースしており、魅力的な世界を様々な形で表現していることでも有名です。その意欲的な姿勢はゲーム内だけに留まらず、このたびシリーズ初となるリアル脱出ゲームとのコラボレーションを実現。MMORPG『FFXIV』をモチーフとした「リアル脱出ゲーム×FINAL FANTASY XIV『大迷宮バハムートからの脱出』」が全国5箇所で順次開催されます。

その幕開けとなる東京公演にて、このたび本イベントを体験。その模様をこちらで早速紹介させていただきます。もちろん、直接プレイする予定の方も多いと思うので、謎解きなどのネタバレはありません。安心して読み進めてください。

◆入り口から既に待ち受ける「バハムート」!



会場に到着すると、参加者たちを待ち受けているのは「龍神バハムート」。スーパーファミコン時代を彷彿させるサイドビュー形式の戦闘シーンに、バハムートが恐ろしげな姿をこれでもかと披露しています。

そんなバハムートの前には、こちらも懐かしいメッセージウィンドが。各ジョブのHPなども記載されており、ゲーム内のバトルを彷彿させる作りになっています。しかも、「戦いに勝った!」「脱出成功」といった個別メッセージも用意。無事脱出を果たした暁には、このメッセージを掲げて記念撮影といきたいものです。

なお、「全滅した……」といった失敗メッセージもありますが、これが必要になる結果を辿らないようにしたいもの。プレイ前から気合が入ります。またその隣には、アクリルキーホルダー カプセルバージョンが置かれており、Ver.2の先行販売も実施。景気づけにこちらをゲットしてから挑むのも、一興かもしれません。




◆リアル“FF6人パーティ”で謎に挑め! 濃密な60分を仲間と協力して乗り越えよう



【ストーリー】
かつて、数千年の眠りから目覚めた龍神バハムートは灼熱の業火でエオルゼア全土を焼き尽し、世界を滅亡の危機へと追い込んだ……。

その破滅から世界を救ったのは、大賢者ルイゾワと「光の戦士」たち。彼らの活躍によりバハムートは消え去り、エオルゼアは再生され、世界は平和を取り戻した。

それから5年……消滅したはずのバハムートは、巨大遺跡の地下深くで、復活を遂げようとしている。復活まで残された時間は「60分」。あなたは仲間とともに、バハムートの復活を阻止することができるだろうか?

――エオルゼア全土を巻き込む壮絶な戦いが、今、始まる。

そして会場に足を運ぶと、再現された『FFXIV』の世界が参加者を出迎えてくれます。また、会場の案内や謎解きに関わる人物たちは、様々な衣装と世界観になぞらえた会話で、参加者の没入度を更に高める一助に。自然と高まるプレイ意欲に促されつつ、いよいよ謎解きに挑むことに。

本イベントの参加者たちは、全員「光の戦士」となって謎解きに挑みます。ストーリーからも分かる通り、今回の目的はバハムートの復活を阻止すること。そのためには危険なダンジョンを突き進み、最深部を目指さなければなりません。

この冒険に挑むには、6人で実際にパーティを組む必要があります。6人パーティで、それぞれが「ジョブ」を選択。ナイト、黒魔道士、白魔道士、シーフ、吟遊詩人、狩人の6人が、それぞれの長所を駆使しつつ、共に謎を解きバハムート復活を阻みます。

といっても、「あらかじめ6人連れでないと参加できない」というわけではなく、1人や2人といった少人数でも本イベントに参加可能。6人に足りない場合は、他の参加者と一緒にパーティを組んで、6人編成でチャレンジする形となります。

筆者も、初顔合わせの方々を交えたパーティで挑戦。初対面なので緊張するかと思いきや、謎解きが始まるとそんな余裕はまるでなく、ヒントを求めてひたすら右往左往。謎に直面しては頭を悩ませ、それぞれのひらめきが飛び交って困難を打開する。その時目の前にいるのは、知らない相手ではなく、バハムートの復活を共に阻む仲間たちでしかありません。

その感覚は、あくまで個人的な感想ですが、MMORPGでいわゆる「野良」のパーティを組んだ時の手応えに似ているように思いました。知らない相手だけども、自分と同じ目的を持っているから、何を考えてるのか手に取るように分かる。だからこそ、どう協力すればいいのかも分かります。オンラインとリアルの違いはあるものの、そこにある連帯感は非常に近しいのかもしれません。

またパーティで謎に挑むといっても、常に一緒にいる必要はありません。謎を解くに当たって、分担して考えたり行動するのもひとつの選択肢。仲間だからこそ時には別行動をするというのも、パーティプレイならではの醍醐味と言えるかも。その際には、他の仲間に一言告げておくと、意思疎通が取れていいかもしれません。

そしてまた意思だけでなく、情報の共有も大事なポイント。手がかりだけでなく、閃いたことや気になった点を声に出していくと、誰かがその発想を更に広げてくれます。実際のプレイ中でも、誰かの言葉がヒントになって、別の人が答えを弾き出したこともしばしば。パーティプレイは会話が大事。ゲームでもリアルでも、その重要性は変わりません。

こうして、6人全員力を合わせていくつもの謎に挑みましたが……残念ながらクリアする前に60分が経ってしまい、我がパーティはあえなく全滅。あと一歩というところまで行けた実感はあっただけに、惜しい気持ちが溢れます。

◆驚くべき生還率! 歯応え満点の出来映えに、吉田直樹氏も撃沈


そして謎解きの時間は終わり、クリアできたパーティの結果発表などが行われます。今回、は34組のパーティが謎解きに挑みましたが、バハムートに挑めたのは3組。そして無事打ち勝ったのは、わずか1組のみ。生還率約3%という結果となりました。

ちなみに我がパーティの進行度も判明し、あと1歩どころかあと3、4歩が必要でした。惜しいどころの話じゃない! 目の前まで迫ったと思いこんでいたんですが、慢心もいいところでした。これから参加する皆さんは、どうぞ油断されませんように……!

ネタバレになる可能性もあるので、内容などに関しては明かせませんんが、事前に告知されていた通り、「カヌ・エ・センナ」(田中理恵さん)、「メルウィブ・ブルーフィスウィン」(田中敦子さん)、「ラウバーン・アルディン」(安元洋貴さん)が登場する映像も流れ、本イベントの盛り上がりに大きく貢献。また、今回は関係者向けの開催だったため、締めくくりの挨拶として、SCRAP・染川央氏と『FFXIV』プロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏がステージに登場。この2人のやりとりから、今回用意された映像は新規で作られたものだと判明します。

SCRAP側は当初、ゲーム内のものを編集する形で、本イベント用の映像を用意する予定だったとのこと。しかし、シナリオや仕掛けなどのSCRAP側の力の入れ方を見て、吉田氏が新規映像の用意を決断したとのこと。嬉しいサプライズとなりました。

このほかにも、本イベントの企画が決まった時点で、SCRAP側で『FFXIV』をプレイしているメンバーがいなかったため、急遽本体とソフトを購入したという裏話もぽろり。業務がが終わった後は「エオルゼア」での冒険に臨む日々が続いたそうです。その甲斐あってか、リアル脱出ゲームの公式サイトを覗くと、昨年12月の時点で「レベル50を達成!」との報告が。すっかりハマった方もいるようなので、今は更に成長していることでしょう。

開催前、実際に吉田氏も「大迷宮バハムートからの脱出」に挑戦。残念ながらクリアはならず、悔しい想いをしたと吐露。そして、「もう一度遊びたくなる」「脱出ゲームならではの楽しさだった」と、出来映えに太鼓判を押します。また、コラボレーションの点については、『FFXIV』というよりも「『FF』シリーズらしい脱出ゲームになった」とコメント。プレイした一参加者としても、その言葉に納得。『FFXIV』の世界を再現しながらも、全編に渡って『FF』らしさに溢れた脱出ゲームでした。

幕開けを飾った「大迷宮バハムートからの脱出」東京公演は、2月10日から12日までで一端終了。ですが、名古屋・大阪・札幌・福岡での開催も控えており、また東京でも3月に再び実施。これから挑んでみたいという方は、開催地や日程をしっかりチェックし、当日に備えておきましょう。謎を解く手がかりは、会場内にすべてあります。徹底的にチェックし、その情報を仲間と共有して挑みましょう!

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

■東京公演
・Zepp DiverCity
3/17(金) ~ 3/19(日)

・Zepp Tokyo
3/3(金) ~ 3/5(日)

■名古屋公演
・Zepp Nagoya
2/17(金) ~ 2/19(日)
3/10(金) ~ 3/12(日)

■大阪公演
・Zepp Namba
2/23(木) ~ 2/26(日)
3/24(金) ~ 3/26(日)

■札幌公演
・サッポロファクトリーホール
4/28(金) ~ 4/30(日)

■福岡公演
・西鉄ホール
5/11(木) ~ 5/14(日)

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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