台風が日本列島を縦断した8月8日夜、“電気とゲームの聖地”秋葉原でアウディ ジャパン主催のイベント“Audi e-tron Vision Gran Turismo NIGHT IN TOKYO”が開催されました。これは同社のモータースポーツ活動“Audi Sport”が、8月4日~5日に富士スピードウェイで開催されたSUPER GT第5戦“Audi e-tron Vision Gran Turismo”のデモンストレーション走行を記念して行われたイベントです。会場となったベルサール秋葉原には、強風の中多くのモータースポーツファン・アウディファンが集まりました。
“Vision Gran Turismo”は、『グランツーリスモ6』よりスタートした自動車メーカーが夢のスポーツカーをデザインし、ゲーム内で使用できるようにするプロジェクトで、現在はで25台以上のドリームマシンがPS4用ソフト『グランツーリスモSPORT』に登場しています。
“Audi e-tron Vision Gran Turismo”は今年4月9日に発表されましたが、ワンオフの“実車”としても登場。1/1スケールの非稼働モデルとして作られたVision Gran Turismoの車は何車種かありますが、実車は世界初の試みとなります。
“Audi e-tron Vision Gran Turismo”はローマでの初お披露目を皮切りに、世界各地のサーキットでデモ走行を行いました。フロント駆動用に1基、リアアクセル駆動用に2基の200kw(272ps)モーターを搭載したフルタイム4WDで、性能は600kW(815hp)、車体重量1450kg、パワーウェイトレシオは1,78kg/hp、0~100km/hの加速は2.5秒以下となっています。
デザインエレメントは89年に登場して、アメリカのレースシリーズを席巻した“Audi 90 quattro IMSA GTO”のものを採用。窓ガラス越しですが内装をのぞき込むこともできました。