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ゾンビ相手に知恵比べで負けた人間が『パズルクエスト』の魅力を語る【特集】

ゾンビの知能に負けました。プライドがズタズタです……。

任天堂 Nintendo Switch
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ゾンビ……それは腐臭漂う生ける屍。ただただ新鮮な人肉を求めて彷徨うモンスターです。

人間だった頃の記憶はとうに失われているゾンビにとって、元の姿を知っている家族や友人などは格好の餌食。情によって抵抗の動きが鈍るため容易に捕食できます。

そんな存在そのものが狡猾なゾンビですが、脳みそが腐っているため知性がなく、単純な行動しか取れません。これが弱点です。

とはいえ、弊誌をご愛読いただいているゲーマーの皆さんは、何度もゾンビと戦った経験があるはずです。あいつら単純だから余裕ですよね。

もし、知恵比べでゾンビに負けたとしたらどうしますか?

いや、圧倒的な物量で責められたり、不意打ちを食らったり、ボス級のゾンビがいたりする場合、負けるのは仕方ないと思います。ただ、本当にゾンビと知恵比べをして負けたら人間としてプライドがズタズタになるのではないでしょうか。


そう、筆者は、D3Goのニンテンドースイッチ向けパズルRPG『Puzzle Quest:The Legend Returns』でズタズタにされたんです。

ズタズタにされた後、人はどうなるのか語りたいと思います。

『Puzzle Quest:The Legend Returns』とは?



本作は、中世ファンタジーの世界で生きる冒険者として、各地に点在する町でクエストを受注し、モンスターや異種族をはじめとした強敵とパズルで戦っていくRPGです。

いまどきパズルRPGなんて、基本プレイ無料のソーシャルゲームも配信されていて珍しくありません。ただ、本作は、敵とパズルで戦うだけではなく、本拠地を発展させたり、モンスターを捕獲・育成したり、攻城戦をして他国の街を支配したり、手に入れたアイテムでスキルを覚えさせたりと、さながらオープンワールドRPGのような深みのある要素が多数用意されているのです。

パズルは、ターン制になっており、プレイヤーは敵と交互に同じ種類のジェムを3つ並べて消していくことになります。消したジェムは自分のものになり、一定数溜まればスキルが発動可能に。もちろん、通常攻撃もあり、ドクロのマークを3つ並べれば繰り出せます。

さて、このパズルの戦闘についてですが、「『遊戯王』みたいにデュエルの体で敵とパズルをしている」と、「パズルはあくまでゲームシステム的な演出で実際は普通に戦っている」のふたつで認識が分かれると思います。

筆者は前者です。

僕があのゾンビにパズルで負けただと……!?



パズルが得意ではない筆者は、強そうなモンスターたちと出会うことになりますが、外見からして一桁の足し算もできなさそうな連中が大半です。「これなら余裕っしょ!」と思いきや、最初はこんな奴らにボコボコにされます。

人は見かけによらないと言いますが(モンスターだけど)、こいつらは筆者が考えもつかないパズルの動かし方をするので、「君、人間なのに負けたの?僕がパズルの仕方教えてあげるよ~」とか「君パズル向いてないんじゃないかな?(笑)」と言われているような気がして自分に自信がなくなります。

はい、よく自意識過剰とお母さんから言われます。


そんな時に出会ったのが、このゾンビ。知性の欠片もないどころか、おそらく脳みその大半が腐っています。本来ゾンビがパズルなんて出来るはずがないのですが、たぶん生前の記憶によってなんか出来ちゃったんでしょう。

本作には、4つ以上のジェムを並べると追加ターンが得られるシステムがあるのですが、ゾンビはそれを巧みに利用して、筆者にターンを与えず無抵抗のままボコボコにしてきます。

いや、ゾンビなのに頭が良すぎじゃないか?!大学でも行ってんのかよコイツ!」と、知能的に格下相手に負かされ、プライドがズタズタにされたせいで怒りが頂点に達していました。筆者に正気を失わせるのもゾンビの戦略の内なのでしょうか?

実はこの時、筆者がプレイしていたのは本作の体験版だったのですが、このゾンビの敗北がきっかけで、ニンテンドーeショップを開いて製品版を購入してしまいました……。

リベンジを果たすまで



自分がゾンビから学んだ(この表現からプライドがないような気がするけど)のは、積極的にジェムを4つ並べて追加ターンを得ることと、しっかり連鎖を狙っていくことです。

本作には、幸い時間制限がないためじっくりとパズルの配列を観察できます。そこで筆者は、どのジェムを動かせば連鎖が狙えるのか思考を凝らしつつ、スキルを使用するタイミングにも気を配るようにしました。

当初は動かせるジェムを点滅させてくれるヒント機能にも頼りましたが、今ではゲーム画面全体を把握できるように。こうしてゾンビとのリベンジマッチは勝利で終わったのです。


もちろん、ゾンビに勝てたのはレベルが上ったのも勝因のひとつかもしれ……いや、レベルが上ったのが勝因だと思います。

いずれにしても、パズルがそこまで得意じゃない筆者が、ゾンビにプライドをズタズタにされたせいで、本作にすっかりのめり込んでしまいました。いつも寝る前に少しプレイするようにしているのですが、たまに早朝にタイムスリップしてしまいます。



筆者の体験を語りつつ、『Puzzle Quest:The Legend Returns』の魅力について語りましたが、いかがでしたか?

補足すると本作は、『パズルクエスト』シリーズの記念すべき第1作目『パズルクエスト~アガリアの騎士~』のリマスター作品です。追加コンテンツ「Revenge of the Plague Lord」だけではなく、クエスト、呪文、アイテムが新たに追加されており、久しぶりにプレイする人にとっても満足する内容になっています。


短所を挙げると、たまに主人公の口調がいきなりおじいちゃん口調に変化するなど、キャラクターの台詞に不自然な部分が見られます。ただ、これはオリジナル版でもあったものなので、温かい目で見守るしかないでしょう。

そんな短所もありますが、やみつきになる魅力も備えているので、まずは配信されている体験版をプレイして、できれば知能が低そうなモンスターに負けて筆者同様に屈辱感を味わってみてください。
《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

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