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最新作『ソウルハッカーズ2』ともつながる?大正ロマン×オカルトの名作『デビルサマナー 葛葉ライドウ』

最新作『ソウルハッカーズ2』は8月25日発売!気になる葛葉一族の登場は?

ソニー PS5
最新作『ソウルハッカーズ2』ともつながる?大正ロマン×オカルトの名作『デビルサマナー 葛葉ライドウ』
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8月25日、アトラスの完全新作RPG『ソウルハッカーズ2』が発売となります。同作は『女神転生』の外伝『デビルサマナー』シリーズの系譜を継ぐ作品。現代を舞台に、コンピューターと悪魔、サイエンスとオカルトが入り交じる独特な世界観が持ち味のシリーズです。

オカルト全盛期だった平成が終わり、令和を迎えた今、『ソウルハッカーズ2』がどのようにサイエンスとオカルトの関係性を描くか、非常に気になりますよね。ところで、『デビルサマナー』シリーズは基本的に現代を舞台にしていますが、そのセオリーから外れた外伝作品も存在します。それが、今回ご紹介する『デビルサマナー 葛葉ライドウ』シリーズ。未だに根強いファンが多いという同作の魅力に迫ります。

大正時代を舞台にデビルサマナーが大立ち回り!

『デビルサマナー 葛葉ライドウ』は、『デビルサマナー』シリーズの外伝作品。現代を舞台とする本家とは異なり、大正時代のデビルサマナーである十四代目葛葉ライドウが主人公となります。

表向きは書生兼、探偵社の見習いである葛葉ライドウですが、その真の姿はデビルサマナー(悪魔召喚師)として名高い葛葉家の当主。彼は大正時代の帝都に跋扈(ばっこ)する怪しげな団体や、邪教蠢(うごめ)く寒村の正体を探りつつ、悪魔と戦っていきます。

ゴールデンカムイ」や「鬼滅の刃」など、大正時代を舞台としたマンガやアニメ、いわゆる“大正ロマン”作品がちょっとしたブームとなっている昨今。『葛葉ライドウ』シリーズは、その先駆け的存在といえるかもしれません。

大正ロマン溢れる設定の数々が魅力!

現在発売されているのは、『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王』の2作品。ライドウはタイトル通り「超力兵団」「アバドン王」という2つの強大な敵と戦っていくことになるのですが…この敵が非常に魅力的なのです。

『超力兵団』でライドウは、巨大紡績工場、ラスプーチン、帝国陸軍など、様々な組織の陰謀が混じり合う“超力兵団計画”の謎に迫ることに。大正時代の政情の不安定さや市井の人々の混乱が描かれます。『アバドン王』は、仮面を被った土着の神「シナド様」を信仰する寒村の謎に迫るという、柳田国男先生を彷彿とさせる民俗学・文化人類学を下敷きとした設定。どちらもこれぞ“大正ロマン”!といえる敵の造形となっています。

また、主人公の葛葉ライドウも、書生兼探偵兼悪魔祓いという、“大正ロマン”的要素の詰め合わせ。無口でクールなライドウが、鋭い洞察力で事件の真相に迫っていく様はまさに帝都の快男児といった趣です。ライドウのキャラクター造形は、大正ロマン作品の元祖である、荒俣宏先生の「帝都物語」に登場する、魔人・加藤保憲をモチーフとしているという話も。

レトロな雰囲気とオカルト要素が混然一体となった大正時代のロマン溢れる空気感を存分に描いた『葛葉ライドウ』シリーズ。本家『デビルサマナー』シリーズでは、彼の後継である葛葉の名字を持つキャラクターが頻繁に登場します。最新作である『ソウルハッカーズ2』でも登場が予想されているようですが…。十四代目葛葉ライドウ自身の活躍を描いた続編にも期待したいところですね。


《サワディ大塚》
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