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暑い日にあえて遊びたい!スイッチでプレイできる砂漠のゲーム特集─火星を舞台にレースや鍛冶屋の経営など

暑い……だが、それがいい!

任天堂 Nintendo Switch
暑い日にあえて遊びたい!スイッチでプレイできる砂漠のゲーム特集─火星を舞台にレースや鍛冶屋の経営など
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まだまだ夏の暑さが厳しい日が続きますが、ゲーマーの皆さんは猛暑のなかどんなゲームをプレイしていますか?夏の風物詩であるホラーゲーム・清涼感たっぷりの海をテーマにしたゲーム、いろいろあるかと思いますがここはあえて、見ているだけで暑くなる砂漠をテーマにしたゲームはいかがでしょうか。その心は真夏に食べるチゲ鍋のような風情を感じますね。

今回は数あるニンテンドースイッチで遊べるソフトから、砂漠をメインに据えたゲームを5つ紹介します。皆さん熱中症には気を付けながらプレイしてくださいね。

『Desert Child~砂漠の子~』

『Desert Child~砂漠の子~』は武装付きのホバーバイクに乗って賞金を稼ぎ、宇宙最大のレースで優勝することを目的としたレースアクションゲームです。舞台は人類が荒廃した地球から、新天地である火星へと移住を始めた未来。政府が移住援助を打ち切ったのをきっかけに、火星行きのチケットが高騰しはじめたところから始まります。

未だ地球に住んでいる主人公には移住するための資金がないため、まずはレースで賞金を稼いでチケットを手に入れるのが当面の目標になります。

レースは1対1の横スクロールで、前もって選択した武装を駆使して戦い抜くことになります。操作も移動・射撃・ブーストの3種類だけと比較的簡単なため、同ジャンルの経験がなくても気軽に始められますし、ゴールテープを切った時の雰囲気は最高に良いものです。また、試合前に主人公のお腹が減っているとレース中の速度が下がるため、愛車だけでなく自身のケアが必要です。こういったインディーゲームならではの独自のシステムが面白いですね。

本作の魅力のひとつに、人間味あふれる暮らしを演出した生活パートが挙げられます。美しいドット絵で描かれる街並みは異国情緒たっぷりで、生活する人々や建物を含めて細部まで作り込まれており、あちこち歩いているだけで世界観が伝わってきます。

レースで稼いだお金を使ってラーメンを食べたり、お酒を飲んだり、皮肉なテキストが笑える新聞を買ってみたりと、街をぶらつきながらついつい無駄遣いしてしまう魅力に溢れているのです。その他にもハッキングのアルバイトや愛車のカスタマイズ要素など、ここでしか味わえない楽しさが詰まっている作品です。

メインであるレースゲームもさることながら、普段の生活パートや世界観がクセになる本作。いつかビックになることを夢見ている方は、ぜひ火星に足を運んでみてください。


『砂の国の宮廷鍛冶屋』

『砂の国の宮廷鍛冶屋』は、砂漠のど真ん中にある軍事国家ムスペルヘイムを舞台に、父から受け継いだ鍛冶屋と冒険者の二足のわらじを履いて、宮廷鍛冶屋を目指す経営シミュレーションRPGです。ダンジョンに潜り自分で集めた素材を使って装備を売買するという、経営ゲーム好きにはたまらない要素がてんこ盛りな作品となっています。

何はともあれ商品となる素材を集めなければ話が始まりませんよね。本作のダンジョンは2Dの画面構成となり、素材が採れるポイントや宝箱があちこちにあります。そして、うろついている敵にぶつかると戦闘開始。バトルはオーソドックスなターン制を採用しており、主人公を含めた5人パーティーで挑むことになります。

物語を進めていくとRPGでおなじみの盾役から魔法使いまで、特徴のことなる全14種類のジョブの中から好きなものに転職でき、上位職になればなるほど強力かつ戦略性が増していきます。ボスはいやらしい全体攻撃や状態異常攻撃を用いて襲い掛かってくるので、パーティーメンバーをどういう役割にしていくかプレイヤーの腕の見せどころですね。

ダンジョンから帰ったら集めた素材を使って装備をつくり、経営のために商品を販売しましょう。作成できるアイテムは大まかに武器・防具・日用品の3種類に分けられます。その中でもツリー状に分岐したレシピがたくさんあり、その数なんと数百種類。同じアイテムを作成すると徐々に熟練度が上がっていき、最大まで達すると新たなレシピが解禁されたり、性能が強化されたりします。

実際の経営シーンはほとんどなく、ワンボタンで販売が完了しますが需要と供給の概念があります。プレイヤーはそれに基づいた売価補正を掛けられるためお金稼ぎの駆け引きを楽しめますね。

ストーリーの進行に時間制限がないので、プレイヤーが満足するまで思う存分経営とダンジョンに浸れる本作。全体的に素材が集めやすくお金も稼ぎやすい仕様になっているので、経営ゲーム初心者の方も安心して遊べると思います。

『サバクのネズミ団!改。』

『サバクのネズミ団!改。』は滅びてしまった星でネズミ達が代々伝わる伝説の黄金郷を目指して、先の見えない不毛なサバクを旅するシミュレーションゲームです。主役となるネズミは「サバクフネ」と呼ばれるオンボロ移動要塞の中で生活しながら、枯れ果てた大地を走り抜けます。この要塞の中でネズミ達は働き、食事をとり、睡眠し、産まれそして死ぬのです。そう、彼らにとってここは家といえるでしょう。

本作において最も大事な要素はクラフトなのですが、荒廃した土地に有用なものが落ちているわけがなく、そこにあるのは残骸や骨などのガラクタばかり。しかし類まれなネズミの超技術により、拾ったアイテムは全てクラフトできるのです。最初は小さかったサバクフネもお金を稼いで大きなものに乗り換え、素材を組み合わせて戦闘設備・寝床・食事処など施設を増設することで、徐々にスケールが大きくなっていきます。物語を進めるにつれて少しずつできることが増えていく感覚が楽しいですね。

また、サバクには平気でフネを壊すバケモノがはびこっているので時折戦闘になります。フネにはHPがありダメージを受け過ぎると壊れてしまうので、サバクのド真ん中で立往生……なんてことにならないように気を付けたいですね。

ネズミはフネの労働力です。施設を稼働させるには各所で働かせる必要がありますが、四六時中働いてばかりでは人もネズミも死んでしまいます。彼らはHP・スタミナ・カロリーの概念を持っており、定期的に休んで食事をとらないと最終的に餓死してしまうのです。しかし、ネズミたちも減っていく一方ではありません。寝床に空きがあればネズミが2匹入ったタイミングで繁殖し、新たな仲間が加わります。こうして数を増やしながら徐々にその規模を大きくしていくのです。

拾ったアイテムをクラフトし、フネのアップグレードとお金稼ぎを繰り返す。簡単に表すとこの繰り返しなのですが新拠点や新イベントなど、要素が解放されるタイミングが良く遊んでいて飽きません。拠点内をうろちょろするネズミ達も可愛らしく、ハマる人はとことんハマる作品です。


『Fate Of The Pharaoh』

『Fate Of The Pharaoh』は戦いにより疲弊したエジプトを舞台に、プレイヤーが一国の主であるファラオとなって再びその栄華を取り戻すため、敵を退かせ国を発展させる戦略ストラテジーゲームです。チュートリアルは丁寧で日本語ローカライズもされていますが、いかにも直訳という感じで味のある文章になっています。

ゲーム画面のみだと同ジャンルである「Civilization」シリーズのようなシステムを彷彿とさせますが、本作はそれとは異なるステージクリア制を採用しています。マップごとにタスクというクリア条件が決まっており、目標を全てクリアした時点で次のステージに進みます。例えば指定された施設を所有したり、幸福度を一定値以上に上げたりするなどです。

建造物の種類は色々ありますが、土地がそんなに広くないので建てられる数に限りがあります。タスクに関わりのある建物は必須で、それ以外にも資金を集めるためのテントや生活に必要な井戸など、どれを建てるのがより効率的にクリアできるのかと悩むのが本作の醍醐味です。

一通り設備を整えた後はアップグレードにかかるお金や資材が溜まるまで、建物からポップアップするアイコンをモグラ叩きの要領でタップして人々に指示を出します。一度指示を出せばあとは自動で行ってくれますが、アイコンは頻繁に出現するのでプレイヤーは案外忙しいのです。

また本作にはエイリアンが出現します。地球外生命体だからといって必ずしも敵対するわけではなく、より強力なピラミッドの建設方法を教えてくれるので、出会ったら友好的に接してあげてください。

ゲームクリアのために思考をめぐらす部分と、それ以外の作業的な要素がバランスよく作られています。1ステージが短時間で終わるので、一息つきたい時や他のゲームとの合間などにおすすめしたい作品です。

『The Stillness of the Wind』

老いと死とは何か。『The Stillness of the Wind』は小さな農場で、とある女性の最期の時間を体験するシミュレーションアドベンチャーゲームです。本作の舞台である村はかつて子どもたちの声でにぎわう素敵な場所でした。しかし、1人また1人と去っていき、今ではヤギやニワトリ、そしておばあちゃんだけになってしまいました。

ゲーム性こそ自給自足の農園ゲームですが、『牧場物語』や『スターデューバレー』のように夢と希望に満ち溢れた物語ではありません。それよりも、やがて訪れる死を前に懸命に生きるおばあちゃんを操作することで、プレイヤー自らも自身の人生について考え直す映画のような作品です。

足腰の弱ったおばあさんの歩みは遅く、1日にできることは限られているので、井戸まで水を汲みにいったりヤギに牧草を与えて乳を絞ったりするだけであっという間に日が沈んでしまいます。たまに訪れる行商人のおじいさんだけが彼女にとっての唯一の話し相手であり、生き延びるための物資を譲ってくれる生命線なのです。

通常、ゲームにおいてプレイヤーは最大限の資産を得るためにレベルを上げたり、レアアイテムを作ったりと何かしらの形で次に繋げようと努力をします。しかし、本作のおばあちゃんは強化はおろか動いたら動いた分だけ疲れてしまうので、必然的に色んなものを諦めていくことになります。例えば、「今日は動物の世話だけして寝よう」や「水汲みは手間だからやめよう」といった感じです。単調な毎日でありながら、最期の日に向かって着実に歩みを進めているような感覚が味わえます。

プレイ時間は全体を通して3時間ほど。ゲームシステムと合わせてシンプルかつ短時間で遊べる作品ですが、そのメッセージ性はとても濃いものとなっています。現代社会で忙しくしている方や年老いた家族がいる方には、特に印象的な体験になるでしょう。



今回は、厳しい暑さが続く夏にあえて砂漠をテーマにしたゲームを5つ紹介しました。ジャンルでゲームを分けることはあれど、砂漠というひとつの地形に絞って紹介することはあまりなかったので筆者自身、新鮮な気持ちで執筆を楽しめました。紹介した中からひとつでも魅力を感じ取ってくだされば嬉しいです。


スプラトゥーン3 -Switch
¥5,673
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《おべ》
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