完成度の高い育成シミュレーションゲームとして、人気を博している『ウマ娘 プリティーダービー』。現在の形に至るまで、長年試行錯誤が行われていたことは有名な話です。その初期トレーラーには、意外な要素があったというウワサも…。
今になっては新鮮な初期トレーラー
知っての通り、アプリ版『ウマ娘』の配信が開始したのは、2021年2月のこと。しかし、当初は2018年に配信開始の予定でした。そこから、「『ウマ娘2』を作るのに近い」というレベルで作り直しがあったことが、複数の開発者インタビューで語られています。
今でもCygamesのYouTubeチャンネルでは、2017年の開発初期に公開されたトレーラームービーが存在。そこにはレース中のスペシャルウィーク、サイレンススズカ、トウカイテイオーなどが映っています。
しかしキャラクターのグラフィックやレース中のモーションは、現在の『ウマ娘』とは少し違った印象を受けます。
さらに大きく異なっているのが、ウマ娘たちのちびキャラ。育成中の風景を映したような画面にて、ちびキャラの姿が映っているのです。現在の『ウマ娘』では「サークル」で思い思いの過ごし方をするちびキャラを確認できますが、もしかすると初期案では育成中にもちびキャラが登場予定だったのかもしれません。
畑要素があったというウワサも
また、現在は公開されていませんが、別の開発初期のPVにもちびキャラの存在は確認されていました。その中には、ウマ娘が“ニンジン畑”を耕していた画像も。
ただ、「ニンジン畑」が映っていたのは初期PVの一瞬だけ。初期案でどのような構想があったのか分からないため、ネット上では複数のユーザーたちが、幻のような「ニンジン畑」について語りあっています。
中には、大幅な作り直しを経た現在の『ウマ娘』のクオリティで、あらためてこの畑要素を復活させてほしいという声も。その場合、『牧場物語』のような“スローライフゲーム”になるのでしょうか…。
もし大昔にボツになった要素が、何らかの形で復活を遂げることがあれば、初期からの『ウマ娘』ファンにはたまらないはず。いつか裏話という形でもいいので、聞いてみたいところです。