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『ミリオン』“新しい時代が幕を開ける”ー「ミリアニ」劇場先行上映全話を観た筆者が、1話を“色褪せない思い出”とともに振り返る【特集】

「ミリアニ」劇場先行上映全話を観た筆者が、1話を『アイマス』シリーズのゲームやアニメの思い出を交えて振り返ります。

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『ミリオン』“新しい時代が幕を開ける”ー「ミリアニ」劇場先行上映全話を観た筆者が、1話を“色褪せない思い出”とともに振り返る【特集】
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*本記事は「ミリアニ」1話の内容及び、本作品に関するネタバレ表現が含まれます!

ソーシャルゲーム『アイドルマスターミリオンライブ!(ミリオン)』が2013年にリリースされ、2018年にサービスを終了。2017年にスマートフォンゲームアプリ『アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ(ミリシタ)』がリリースされて、現在も好評配信中です。

ゲームを中心に、漫画やライブなどクロスメディア展開をし、今年で10周年となる『ミリオン』が待望のアニメ化。アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!(ミリアニ)」が2023年10月8日10時より放送を開始しました。

「ミリアニ」は3年前の2020年にアニメ化プロジェクトを発表。10月1日にテレビ東京で放送された「「アイドルマスター ミリオンライブ!」TVアニメ放送開始直前まるわかりスぺシャル!」では「構想に6年以上のアニメ「ミリアニ」総製作費は〇〇〇600個分と言うウワサ!」としています。

本作品は、テレビ放送に先駆けて1幕4話、全3幕が全国の劇場にて先行上映。執筆現在、第3幕が公開されています。

本稿では、『ミリオン』は当時未プレイ、『ミリシタ』及び『アイドルマスター(アイマス)』シリーズのアニメやゲームに長年触れ劇場先行上映全3幕を観た筆者が、「ミリアニ」1話の内容を振り返りつつ、泣いた場面や関心した演出などを取り上げていきます。

◆物語の中心となる「春日未来」「最上静香」「伊吹翼」が登場!

【アニメ】【ミリオンライブ!】劇場先行上映 幕間映像【アイドルマスター】
【アニメ】【ミリオンライブ!】劇場先行上映 幕間映像【アイドルマスター】より引用
『アイドルマスター ミリオンライブ!』アニメ公式より引用

冒頭、“さなぎが蝶になる”シーンと共にソフトボールをする「春日未来」が登場するシーン。このシーンで『ミリオン』のアニメがいよいよ始まったことに感動し、泣きました。また、筆者は数ある楽曲の中で『Flyers!!!』が非常に好きで、歌詞の冒頭“幕上がる瞬間が好き”から、“さなぎが蝶になるように私は私になる”の一連が頭の中で流れていました。

その後、さまざまな部活や活動をする春日未来が「765PRO ALLSTARS(765AS)」のライブチケットをもらいます。そして、同じくチケットを所持した「最上静香」と「伊吹翼」が登場。このシーンで、これから765ASのライブを観ることができることにワクワクしました。

◆「765PRO ALLSTARS」について

ここで、「765PRO ALLSTARS(765AS)」について紹介。『アイマス』は、2005年にアミューズメント施設向けゲーム機からスタートし、2021年にはPS4/Steam向け最新作『アイドルマスタースターリットシーズン』が発売されたほか、アーケード新作『アイドルマスター ツアーズ』も発表されています。

筆者は2011年に発売のPS3ソフト『THE IDOLM@STER 2』から最新作まで、だいたいの作品をプレイ済み。2011年に放送されたアニメも視聴済みです。

「アイドルマスター オフィシャルショップ 博多バスターミナル店」にあるアーケード機
「アイドルマスター オフィシャルショップ 博多バスターミナル店」にある「アイドルマスター LIVE in SLOT!」
PS4/Steam向け最新作『アイドルマスタースターリットシーズン』
「アイドルマスター TOURS」 ティザーPV

「765AS」は、ゲームの舞台となる事務所「765プロダクション」に所属するアイドルのことで、メンバーは、“信号機”となる「天海春香」「如月千早」「星井美希」、そして「萩原雪歩」「菊地真」「高槻やよい」「水瀬伊織」「三浦あずさ」「双海 亜美」「双海 真美」「四条 貴音」「我那覇 響」、そして「秋月律子」の13人です。

「アイドルマスター ミリオンライブ!」公式Xより引用

『ミリシタ』は、話の中心となる「MILLIONSTARS」のアイドルが39人もいるので、「765AS」の出番は少ないだろうと勝手に思っていたので、アニメとしては劇場版振りにライブを披露してくれることが非常に嬉しいポイントでした。

◆「春日未来」が「プロデューサー」と出会うー会場には「M@STERPIECE」の衣装が展示

ライブ会場に向かう春日未来。同じく会場の外を歩く765プロダクションの「プロデューサー」とぶつかるシーン。『ミリシタ』では自転車でぶつかるという出会いでしたが、自然な形になってるなと思いました。

『ミリシタ』スクリーンショット

会場では、2014年1月25日に上映された「アニマス」の劇場版「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」に登場した「M@STERPIECE」の衣装「スターピースメモリーズ」が展示。

その後、「劇場版アニマス」にも登場するアイドル「矢吹可奈」「望月杏奈」「箱崎星梨花」「北沢志保」「七尾百合子」「横山奈緒」「佐竹美奈子」7人のバックダンサーの内4人が登場。これらの「劇場版アニマス」の要素と登場したアイドルのどこか頼もしい表情に泣かされました。

「アイドルマスター ミリオンライブ!」公式Xより引用

また、第一幕が始まった8月18日に『ミリシタ』では通常のイベントとは異なる「ミリアニ」に繋がる物語を展開する「MILLIONLIVE! ANIMATION STAGE」シリーズのイベント「プラチナスタートレジャースペシャル~M@STERPIECE~」が開催されました。

この時には従来の『ミリシタ』と「ミリアニ」は世界観が違うとアナウンスがありました。それより以前には、公式Xによるイベントの告知や7月30日に行われた「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!」の業務連絡でMVが公開された時には、曲への思い入れと「秋月律子」がいることで感動しました。

◆「765AS」が「Top!!!!!!!!!!!!!」を披露!

いよいよライブがスタート。「765AS」が「M@STERPIECE」の冒頭を思わせるシルエットで登場するシーンは、一人一人のカラーと姿が思い浮かび、順番にでてくる度に感極まります。そのまま歌唱となりますが、まさかの楽曲「Top!!!!!!!!!!!!!」。泣きました。

この楽曲は『ミリシタ』がリリースした年と同じ2017年に発売したPS4向けソフト『アイドルマスター ステラステージ』の主題歌で、そことも繋がるのかと思いました。

『アイドルマスター ステラステージ』スクリーンショット

『アイドルマスター ステラステージ』は、765プロの高木社長とライバル事務所である961プロの黒井社長が構想していた「ステラステージ」を大成功させてレジェンドアイドルを目指すという物語。そのストーリーのいくつかは、全12話を観ていく過程でそれらを連想させる場面があるので、そこからも拾ってくるのかと関心しました。

◆「春日未来」と「最上静香」がオーディションを受ける決意!

ライブ終了後、公園で感想を語り、アイドルになる夢を見つけた春日未来と、夢を叶えたい最上静香がオーディションを受けることを決意するシーン。未来が歌う「Top!!!!!!!!!!!!!」の“I CAN DO IT NOW”を“WE CAN DO IT NOW”としていたところを、最初は突っ込んでいた静香が、決意をした後には聞き流していたことに“みんなで”が協調されていい演出だと感じました。

そして、すでに「ライブシアタープロジェクト」に参加しているアイドル“34人”の写真が映るシーンに。最上段の横一列には、前述で紹介した劇場版アニマスのバックダンサーとして登場したアイドル7人がいるのが細かくて関心しました。

◆劇場先行上映にはなかった演出!予告にはまさかのうどん

最後の「オーディションの課題曲は」のセリフ後に、そのままEDとして主題歌「Rat A Tat!!!」が流れるシーンは、先行上映ではそのまま2話に進むため嬉しいサプライズでした。

そして、問題の予告シーン。アイマスではおなじみのBGM「TOWN(通称、てってってー)」と2話のシーンを背景に、まさかのうどん。静香といえば、“うどん”ですが「ミリアニ」本編ではあまり触れられなかった要素を予告で入れてくるのは予想外でした。

これらの演出で、劇場先行で観た人でもアニメの放送がさらに楽しみになったのではないかと思います。

◆先行上映で全12話を視聴した総評と、“ひとりも手放さない”企画

ここまで、1話を『ミリオン』『アイマス』のゲームなどと共に振り返りました。劇場先行で観る前に、アニメの情報がいくつか発信されたときには、3Dアニメや39人のアイドルの魅力を12話という短い時間で表現できるのかといった様々な不安がありました。しかし、第一幕先行上映でそれらの不安は全部消えました。

第1幕のパンフレットに綿田 慎也監督のインタビューが掲載されており、「どのようなコンセプトで臨まれましたか?」という質問に対して「再構築・再解釈し新約としての『ミリオンライブ!』というコンセプト」と答えています。

『アイドルマスター』シリーズに長年触れて先行上映で全話を観た筆者の感想は、まさに『ミリオン』の10年間をアニメとして再構築・再解釈したもので、知らない人でも楽しむことができる始まりの物語だと思いました。

また、筆者も忘れていた細かい要素の取り込みや演出など綿田監督の『ミリオン』への理解とこだわりが怖いくらいに感じました。

これから「765AS」の13人、「MILLIONSTARS」39人、計52人のアイドルとプロデューサー、765プロのスタッフなどが活躍します。

登場人物に対して全12話と短めですが、一人一人の個性や特徴、見せ場を作りながら進む物語は素晴らしい出来。10周年楽曲「Crossing!」を体現した素晴らしい作品だと思います。

また、1話初回放送時には『ミリオンライブ!』と『ミリシタ』の公式Xで「茜ちゃん」による実況や、『ミリシタ』こぼれ話を投稿する企画を放送中に実施。筆者も忘れていたり、気付かなかったりした部分が補足されており、“ひとりも手放さない”というメッセージを感じました。


「ミリアニ」は執筆現在、全国の劇場で第3幕が公開中。「ユナイテッド・シネマ豊洲」では、第1幕・第2幕の上映延長が決定しています。テレビ放送に先駆けて全12話を観ることができます。

また、『ミリシタ』ではミリアニ連動キャンペーンを実施。アニメ連動イベントや、楽曲無料DLキャンペーンなどが行われています。記事中で紹介した「M@STERPIECE」やアニメOP「Rat A Tat!!!」のイベントや楽曲を遊ぶことができます。

「ミリアニ」をきっかけに、ゲームやアニメ、漫画など自分に合ったコンテンツで『ミリオン』および『アイマス』を楽しんでほしいと思います。

©Bandai Namco Entertainment Inc.


《T.Yuta》
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