人生にゲームをプラスするメディア

任天堂がGBAなどのエミュレーターの特許を取得、取締り強化へ

任天堂が米国特許商標局に対して申請していたエミュレーターに関する特許(6,672,963「Software implementation of a handheld video game hardware platform」)が4年間の審査を経て認可されたそうです。

ゲームビジネス その他
任天堂が米国特許商標局に対して申請していたエミュレーターに関する特許(6,672,963「Software implementation of a handheld video game hardware platform」)が4年間の審査を経て認可されたそうです。

申請を許可された特許が指すエミュレーターはGB、GBC、GBAの携帯ゲーム機のソフトウェアをより性能の高いハード(例えば航空機や電車のシートの後部に設置される専用機、携帯電話)によって本来のプラットホームで体験できる物とほぼ同じ物を、より良いグラフィックやサウンドや最適化がなされた状態で提供するもの、です。

更にエミュレーターに良くある特長として、キャラクターの書き換え、フレームレートやフレームスキップが選択可能、ビット・ブリッティング(Bit-blitting)、などを挙げています。

この特許を任天堂が得たことによって、GBAなどのゲームをエミュレートするソフトウェアを作成すると特許に抵触する事になります。今後はより取り締まりに力を入れていく事になるでしょう。また、利用者に対しては「例え元のゲームを所有していても、いなくても、カートリッジから任天堂のゲームをコピーすること、インターネットからダウンロードする事は違法です」とコメントを出しています。

撲滅するのは大変でしょうが、大きな武器を手に入れたという事になりますね。朗報を期待したいです。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

    プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  2. 『FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア』を支える中国のデベロッパー・・・バーチャスインタビュー(後編)

    『FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア』を支える中国のデベロッパー・・・バーチャスインタビュー(後編)

  3. 今年でコナミ設立40周年、グローバル展開をより推進・・・上月拓也社長

    今年でコナミ設立40周年、グローバル展開をより推進・・・上月拓也社長

  4. 『Beat Saber』オンラインマルチプレイモードに『風ノ旅ビト』のようなゆるい繋がりを感じた

  5. コナミ、新社長に上月拓也氏・・・上月景正氏は会長に専念

アクセスランキングをもっと見る