コナミよりNINTENDODSで発売になったパワポケシリーズの最新作『パワポケ甲子園』。今回はそのインプレッションをみていただきたいと思います。
実は今作は相当異質な作品となっています。というのは、このパワポケシリーズはメインのサクセスモードのシナリオが濃かったり、キャラが濃かったりするのが大きな特徴だったのですが、今回は普通の高校生が甲子園を目指すという非常にシンプルでさわやかな内容に仕上がっています。そのサクセスモードですが、真面目度というパラメーターがあります。これが0になるとゲームオーバーですが、部員とラーメンを食べに行ったり、デートコマンドを選んだだけで、真面目度がどんどん下がって退学処分のような形でゲームオーバーになるのはどうかなぁ?と思います。結構それでゲームオーバーになってしまったりしますので、中々厄介な数値かもしれません。
その部分に気をつけることはありますが、おおむね甲子園を目指すというスタンスのよく出来たサクセスモードメインの育成シミュレーションゲームです。ただし、携帯ゲーム機向けソフトということで野球の試合パートが結構チープだったりします。そういう意味では試合や対戦モードの捜査が結構厄介です。打ちにくい、投げにくい、守りにくいということは感じるでしょう。
サクセスと対戦モード以外ではトーナメントモードがあります。これは自分でチーム数を設定して、勝ち残ったチームを優勝とするモードです。基本的に名作だとは思いますが、このトーナメントも含めて、野球パートがもう少し滑らかに動くとさらに楽しいのではないかなと思います。
また、サクセスで出会ったキャラが登録される記念館というモードがあります。これは中々充実していますが、今作はキャラクターが膨大な数出現しますので、コンプリートは中々厄介かもしれません。
今後の携帯ゲーム機での展開がどうなるかは分かりませんが、ぜひシリーズ化してほしい一本。今後の展開が大いに気になるところです。
《土本学》
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