12月1日に発売になりました『パワプロクンポケット8』のインプレッションをお届けいたします。
さて、DSにパワポケシリーズとして初めての登場となる本作ですが、DSの2画面、タッチパネルを自由自在に生かしているとはいえません。むしろ、ゲーム機としての性能をフルに生かしているという感じでしょう。ただし、射撃のシーンでは下の画面から撃って上の画面の動く獲物に命中させるという点で非常に面白く遣っていると感じました。ぜんぜん当たらなくて非常に困るのですがね(笑)。面白いのは間違いないと思います。さて、ハードをDSに変えたことでグラフィックはパワーアップしているようです。球場などの映像が3Dになっていますし、弾道等のパラメーターも追加になっているからです。
さて、野球パートですが、いかんせん打ちにくすぎます。しかし、相手にはここぞとばかりかなり打たれます。この辺はDSでシリーズを重ねることによって、レベルが上がっていくことと思っております。さらにDSならではの機能を追加してくると思います。今回はDS初のこのシリーズということでは十分に優秀作品だと思っています。
さて、サクセスパートですが、今回も相変わらず濃いシナリオです。そもそも、表サクセスの特命ハンター編が裏サクセスになってしまったかのような感じさえします。シナリオ自体はいつものノリで主人公は任務をこなしながらも、プロ野球選手を目指していくというのが今回のお話になります。ただ、打ちにくいので結構クリアも最初のうちはしんどいかもしれません。それでもやはり及第点ぐらいの出来ではあると思います。
一部ネタバレになりますが、サクセスモードのミニゲームで何で?という場面でタッチペン、ダブルスクリーンを使うものがあります。この辺はパワポケ9では大いに改善されるのではないでしょうか?ただ、製作側の努力は見えますので、そこそこ楽しめる出来ではあります。ミニゲームは相変わらずパワポケポイントで購入できますので、練習して挑むことが可能です。ミニゲームのラインナップと内容は充実しているのではないでしょうか?これが楽しみなファンの方もいるのでは?
さて、裏サクセスですが、今回は初のDSということで、まだまだ時間が足りなかったのでしょうか?そのままマインスイーパのようなゲームになっています。前作の裏サクセスがシリーズのファンを喜ばせるすばらしい出来であったために少々物足りなさを覚えてしまいましたが、今後のことを思うと楽しみになる内容ではあるとは思います。
さて、今回から携帯ゲーム機でも登場するホームラン競争。これはコンシューマの流れを基本的に組んではいます。これからのシリーズでも進化していくとは思います。球状のグラフィックがリアルになり、この辺の楽しみもあると思います。遠くに飛ばしてみたい人には今回も楽しめるホームラン競争だと思います。
ともかく、今回は初のDSでの発売でした。次回作へということでは非常に楽しみであると思っています。今後もDSで出続けてほしいと思いますね。
《土本学》
この記事が気に入ったらフォローしよう
インサイドの最新の話題をお届けします