メリルリンチ日本証券が16日に発表した報告書が話題になっています。リサーチアナリストの栗山史氏は「ソフト・ハード関連企業の多くから『PS3の発売は秋─年末にずれ込む』との声が聞こえている」とするもので、他のアナリストも同様の見解を明らかにしています。PS3の発売時期はいつになるのでしょうか?
メリルリンチの報告は上記の内容に加えて「1)ビデオチップの生産遅れ、2)PS3ハードの発熱問題、3)コンテンツがそろわない─などの理由も聞こえるが、現時点で会社からの公式コメントはなく、メリルリンチでは『06年春』の最後の日である06年5月31日国内発売の前提を変更していない」とするものです。
これに対してSCE広報は「アナリストリポートについてはコメントできない。今のところ予定通り06年春発売を目指している」と述べていますが、ブルーレイディスクの規格策定時期によってはスケジュールな影響を与える可能性を否定しませんでした。
KBC証券の上出浩史アナリストは「もはや誰もPS3が春に発売されると真剣には考えていません。しかし、もし私がソニーに居たとすると、できるだけ早く発売しないと、という心配はしてないと思います」として、Xbox360が本来の実力を発揮するまで待っても問題は無いとの見解を示しています。
任天堂は年末にレボリューションを発売する予定にしていますが、特に米国でのリリースはPS3と同時期になりそうな感じです。
《土本学》
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