最新のゲーム機や人気のソフトが発売される度に、恒例の後継になってしまっている、転売業者が雇った「並び屋」。あまり愉快でない光景ですが、朝日新聞によればこれらの商品を海外に輸出したように装って消費税を脱税した業者が逮捕されたそうです。このような事例は他にも多く存在するとみられています。東京地検特捜部は11日、消費税法違反などの容疑でゲーム機器販売会社「栄光」(東京都新宿区)の河本侑里香容疑者(46)を逮捕しました。2004年末〜2005年3月までに仕入れたDSやPSPを海外に輸出したように装って税務署に申告、不正に消費税の還付を受けた疑いです。業者は留学生などを並び屋として動員し量販店から仕入れていたそうです。転売の利益は1台あたり数百円だったそうですが、品薄商品だったこともあり年間売上は数億円にも上ったということです。安く仕入れたものを高く売るのが商売の基本とは言え、見ていて余り気持ちのよいものではないので、なんとかならないですかねえ。量販店側も対策には手を焼いているようですね。