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【E3 07】MGSのドン シェーン・キム氏が語る「マイクロソフトゲームスタジオのこれから」

E3では例年恒例となっている、マイクロソフトゲームスタジオ(以下、MGS)プレジデント兼マイクロソフトシニアバイスプレジデント、シェーン・キム氏とのインタビュー。これまでと同様、セッションは参加者とキム氏とのQ&Aに終始したが、今回、主なテーマとなったのはMGSのゲーム開発サポートと日本における販売戦略について。本稿では開発サポートに関する件と販売戦略の件をそれぞれまとめてお伝えしていく。

ゲームビジネス その他


Q:お話しに出たカプコンはゲーム開発においてミドルウェアの導入を進めているわけですが、これはグローバルトレンドと言えるのでしょうか?

シェーン:そのとおりです。ミドルウェアを活用することにより、クリエイターはフォーマット開発に時間を割くのではなく、クリエイティブなことだけに作業を集中することが出来るようになります。Unreal Engine3やHavoc、その他のミドルウェアも含め、これらを活用し最も重要である創造性を意識したゲーム開発に取り組んでいくというのはもはや世界中のトレンドと言えるでしょう。

Q:現在、投資判断として360開発に参加していないゲーム開発メーカーが日本にはいまだ多いのですが、それについてはどう思いますか?

シェーン:360はヨーロッパならびに北米での売り上げデータからも明らかなとおり、新世代機においては販売数が他社を上まっています。日本の大手パブリッシャーも開発メーカーもビジネスとして仕事をしているわけですから、利益を生み出さなければいけません。ただし事業判断をする際は、世界におけるコンソール機のインストール状況を見ながら決断を下すべきでしょう。現在日本の大手開発メーカーやパブリッシャーからより数多くのゲームタイトルの開発が表明されているのは、彼らがビジネス的判断として360向けにゲーム開発をするのが得策だと思ったからです。360は確実に新世代機のメジャープレイヤーとなります。今世代においては私たちが勝つのだと実感しています。日本のコンテンツやユーザーを巻き込めれば日本でももっと360が受け入れられるようになるでしょう。私は長期的戦略を心から信じています。だからマイクロソフトもゲーム事業への投資を持続しているのです。

■日本市場を決してあきらめない− シェアを伸ばすための秘策は?

Q:日本市場に対してはどのような意識をもたれていますか?今後もより多くのユーザーが受け入れるような体制をどのように整えていくのでしょうか?

シェーン:MGSは開発した全タイトルを日本で発売する予定です。発売日については、私のほうからは言えませんが、基本的に全世界同時発売を目指しているので、北米でリリースされてから日本で発売される時期もあまりずれることはありません。実際、MGSゲームの中で地域間の発売時期が大幅にずれたのは『ブルードラゴン』ぐらいです。


《中村彰憲》
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