人生にゲームをプラスするメディア

CESA「2008一般生活者調査報告書」を公開―ゲーム人口は約3割・3739万人

CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は、韓国ゲーム産業振興院と共同で毎年継続して調査している日本と韓国の一般消費者を対象としたゲーム利用に関する調査報告書「2008CESA一般生活者調査報告書〜日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査〜」を刊行しました。

ゲームビジネス その他
CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は、韓国ゲーム産業振興院と共同で毎年継続して調査している日本と韓国の一般消費者を対象としたゲーム利用に関する調査報告書「2008CESA一般生活者調査報告書〜日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査〜」を刊行しました。

日本全国の3〜79歳(有効回収集1060サンプル)の一般消費者に対する調査によれば、「現在も継続的に家庭用ゲームに接している」と回答したユーザーは30.3%、全人口に拡大推計した結果は3739万人となりました。2006年では28.4%であったのが、新基軸のゲームの拡大で人口が増加していることが分かります。

どのようなゲーム機を保有しているかどうか尋ねたところ、最も多いのは「ニンテンドーDS」(49.9%)、次いで「プレイステーション2」(38.0%)の順でした。新傾向のゲームへの利用・関心への質問では「知識トレーニングなど勉強になるもの」(40.6%)、「フィットネスで体を鍛えたり、健康管理ができるもの」(33.4%)、「リモコンを持って体を動かせばその通りに動くもの」(28.2%)、「料理レシピ・辞書・地図など実用的なもの」(26.7%)の順となりました。

韓国での調査ではゲームを「現在している」と答えたユーザーは66.6%にも上りました。どのようなゲームを遊んでいるか、という調査では、「オンラインゲーム」(78.2%)、「携帯電話・モバイルゲーム」(45.2$)、「PCゲーム」(43.9%)、「携帯型ゲーム機(DSやPSPなど)」(37.3)、「家庭用ゲーム機」(24.1%)というように、日本とは大きく異なる結果になりました。

「一般生活者調査報告書」ではフリーコメントでの「欲しいゲーム」「ゲーム業界への要望」といった回答も多数掲載されています。耳の痛い意見も多く寄せられていますが、関係者の方は是非一読いただきたいと思います。

報告書は本日より全国の政府刊行物サービスセンターや主要書店などで販売中で、価格は5250円です。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 株式会社サクセスを名乗る架空請求にご注意

    株式会社サクセスを名乗る架空請求にご注意

  2. 【レポート】「CEDEC+KYUSHU2016」日野晃博氏による開幕講演…九州のゲーム開発者よ、オリジナルIPを開発しよう!

    【レポート】「CEDEC+KYUSHU2016」日野晃博氏による開幕講演…九州のゲーム開発者よ、オリジナルIPを開発しよう!

  3. 【PAX East 2015】Steam急拡大、ゲーマー拡大中、男女比は逆転しそう?、データでゲーム業界を知る「Awesome VideoGame Data」

    【PAX East 2015】Steam急拡大、ゲーマー拡大中、男女比は逆転しそう?、データでゲーム業界を知る「Awesome VideoGame Data」

  4. ポケモンが現実世界と仮想世界を繋いでいく、20年目の挑戦・・・株式会社ポケモン代表取締役社長・石原恒和氏インタビュー

  5. 【特集】『東方Project』商業・海外展開の裏側、その背景には時代の変化が

  6. 早期に上場する、イメージエポックの戦略・・・御影社長&宇田プロデューサーインタビュー 後編

  7. 省スペースでVR空間を無限に歩ける「Unlimited Corridor」登場、「デジタルコンテンツEXPO2016」に出展

  8. 【CEDEC 2017】ゲームの特許は難しくない!だれでもわかる効果的なゲーム特許の取得方法

  9. メタバースってなあに? 『あつ森』『ポケモンGO』はどうなの? ゲーマーは知っておきたい基礎知識

  10. “推しメン休暇”って実際どうなの?どんなキャラでもいいの?ジークレスト代表&社員にアレコレ聞いてみる

アクセスランキングをもっと見る