Bloombergの報道によれば、任天堂オブアメリカは周辺機器メーカーのNyko Technologiesを西ワシントン連邦地方裁判所に提訴したということです。Nykoが販売しているワイヤレスタイプのWii向けヌンチャクコントローラー「Kama Nunchuk」が、デザインや名称、パッケージなどで任天堂の特許や商標権を侵害しているという主張です。任天堂の純正のヌンチャクコントローラーはリモコンとヌンチャクの間を有線で繋いでいますが、非純正のサードパーティ製で、これをワイヤレス化する商品が幾つか発売されていて、Nykoの製品もこの一つです。Nyko広報担当のC.C. Winey氏は「私達は故意に誰かの権利を侵害したことはありません。本件については現在調査中です」というコメントをしています。任天堂がWii向けの周辺機器でサードパーティを提訴したのは今回が初のようです。任天堂オブアメリカのマーケティング&コーポレートアフェアーズ担当副社長のDenise Kaigler氏は「任天堂は私達のゲーム機で実現される革新的なゲームや製品をサポートしますが、サードパーティが私達の権利を侵害するのを許容することはできません」とコメントしています。