カナダの新聞Montreal Gazette紙によると、モントリオールで開催されるinternational health conference(国際健康会議)ではゲームによる運動が子供の肥満解消の有効な手段として取り上げられました。
子供の肥満は先進国における大きな問題ですが、同会議ではゲームによる運動「exergaming」が議題の一つとなりました。
exergamingは『Wii Sports』や『ダンスダンスレボリューション』(DDR)といったゲームを使っての運動。
ウエストバージニア大学のLinda Carson教授は、子供達を「運動系ゲームをするグループ」と「そうでないグループ」に分けて12週間の実験を行いました。
結果、ゲームをしていない子供達の体重が増えたのに対し、運動系ゲームをしたグループは体重を維持。それだけでなく、何人かの子供は実際のスポーツにも興味を示したとのことです。
ゲームによる運動の効果は徐々に認められつつありますが、ゲームという分かり易い方法でスポーツ体験をさせてくれるexergamingという概念は、これから重要なキーワードとなるのではないでしょうか。
《水口真》
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