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「日本のゲーム業界の発展に寄与したい」第1回3Dエフェクトコンテストの受賞者が発表される

リアルタイム3Dエフェクトツール「Blend Magic」を開発するマッチロックは、製品を使った3Dエフェクトで技術を競う「第1回3Dエフェクトコンテスト」を開催、本日その受賞者を発表しました。

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リアルタイム3Dエフェクトツール「Blend Magic」を開発するマッチロックは、製品を使った3Dエフェクトで技術を競う「第1回3Dエフェクトコンテスト」を開催、本日その受賞者を発表しました。



「Blend Magic」は、ゲーム開発会社であるポリゴンマジックの現場より生まれたエフェクト作成ツールで、シンプルで直感的なインターフェイスでデザイナーが自由に、簡単にエフェクトをデザインできるのが特徴です。2007年末より外販を開始し、既に十数社が採用しているそうです。Wii、DS、PSP、業務用、MMORPG、パチンコ/パチスロなど幅広い採用実績があります。「第1回3Dエフェクトコンテスト」では「Blend Magic」の体験版を用いて応募する形式で、約10点の応募がありました。

グランプリの「CRYSTAL」準グランプリの「BARRIER」


グランプリ(賞金30万円)を獲得したのは、小林本太(ペンネーム)さんの「CRYSTAL」。美しい緑輝くクリスタルが表現されたもので、現行の「Blend Magic」では利用できないシェーダ表現をデザインとアイデアで実現させたことも評価されました。小林さんは「こういったツールが市販されるのを楽しみにしていました。これによって学生や他社さんなど枠を超えて技術の蓄積ができれば嬉しいです」と話していました。

マッチロックの藤本文彦社長は、「エフェクトデザイナーは需要と供給のバランスが取れず、不足の状態にあります。それはエフェクトデザイナーが今後も必要とされる職業であるか疑問を持たれているのも理由の一つです。今回のコンテストを通じて、エフェクトがゲームにとって必要不可欠であることや、こういったエフェクトツールが開発効率を大きく向上させることを広く普及し、引いては日本のゲーム業界が海外メーカーに対して競争力を持てるように努力していきたいと思います」と話していました。

藤本社長によれば、大手パブリッシャーが開発を外部に委託する際に、社内ツールを外部に提供することが難しいため、「Blend Magic」を採用するケースが増えているそうです(社内ツールは高性能なものがある一方で、特定のタイトルに依存していたり、外部に提供するとサポートの手間が増えてしまうため)。

マッチロックでは、今回は応募は少なかったものの、今後の発展を期して授賞式を行ったとのことで、次回は秋に開催することが藤本社長の口から明らかにされました。次回にも期待したいですね。

グランプリ「CRYSTAL」


準グランプリ「BARRIER(バリア)」
《土本学》
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