Cowen and CompanyのアナリストであるDoug Creutz氏は「任天堂はテイク2のゲームによってハードコアゲーマー層をWiiとニンテンドーDSへ連れてこようとしている」と語ります。Creutz氏は『Grand Theft Auto: Chinatown Wars』(GTA チャイナタウンウォーズ)がテイク2の能力をテストするものであり、「任天堂は全てのゲーマー層にアピールしたいと考えていて、非カジュアル、非ファミリー層へのアプローチとしてTake-TwoのIPを重要視している」とコメントしています。カジュアル層に売れたWiiとニンテンドーDSですが、それだけに従来型のゲームを好むハードコアゲーマー層へのアピールも必要であると言われています。『GTA チャイナタウンウォーズ』はニンテンドーDSのゲームとしては異例の高レーティングで、ドラッグの売買といった過激な要素もフィーチャーされています。テイク2は既に任天堂との関係をより強化したいとの方針を明らかにしており、過激な『GTA』からスタートするコア向け戦略の行く末が注目されます。