見ていて辛いと同時に印象深いのが「ゲームオーバー」の画面。海外ゲーマーはどんな「ゲームオーバー」画面に心惹かれるのでしょうか。海外ゲームサイトVGChartzは「ゲームオーバー画面トップ10」と題した記事を発表しています。VGChartzが提示する動画には残酷なものが含まれていますので、18歳未満及び残酷描写に抵抗のある方はこのまま「戻る」ボタンを押すことをオススメします。10. Friday the 13th (NES)10位はホラー映画「13日の金曜日」のファミコン版。「8ビットの制約からかも知れないが、ゲームオーバーはあなたを怖がらせないだろう。しかしあなたの気分は良くないだろう。あなただけでなく友人の死にも責任がある」とゲームオーバーメッセージによる演出でのランクインです。9. Teleroboxer (Virtual Boy)ベスト10の中で、唯一動画が存在しないのがバーチャルボーイ用『テレロボクサー』。対戦者が「お前は弱くて価値がない」とショッキングなメッセージを発しますが、VGChartzは、このゲームオーバー画面がプレイヤーの自尊心を傷つけるものであるとしています。8. Ninja Gaiden (Arcade)ショッキングなゲームオーバー画面はアーケード版『忍者龍剣伝』。コンティニューのカウントダウンと共に電気ノコギリが少しずつ降りてくるというもので、「これは残酷ですごいマーケティング戦術だ。もしもリュウの恐ろしい死に様を見たくないなら、素早く25セントを機械に放り込み、スタートボタンを叩かなければならない」と作りの巧みさを評価します。7. Mortal Kombat 4 (PC/PSX/N64)「『忍者龍剣伝』と同様、何も思い描く必要はない。繊細さは『モータルコンバット』のウリではない。あなたが臆病ならいつもコンティニューできるし、勇敢ならばあなたのキャラクターがシシカバブに変えられるところを目撃できる」と残酷描写での受賞です。6. Chrono Cross (PSX)6位は『クロノクロス』。「ゲームオーバーとは出てこないが、あなたが確実に失敗したことを示している。続けて二度負けるなら“Fate has no forgiveness for those who dare stand against it”というメッセージは心に染みいるだろうし、きっと不可能だろうと思うか、運命に立ち向かおうとする願いをかきたてられるだろう」と演出の巧みさが評価されています。5. The Legend of Zelda: Majora's Mask (N64)5位は『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』。「あなたの失敗を証明するのに、全世界が破滅する様を示すほど良い方法があるだろうか。シンプルなオカリナの調べはハルマゲドンを防げる。ゲームオーバーに至るあなたの行動はまだ単なる死であるが、より多くのものに繋がるものであることが励みとなる」と凄まじいカタストロフでランクインです。4. Metal Gear Solid (PSX/PC)4位は『メタルギアソリッド』。「有名な大佐の悲鳴を、このベスト10から外せなかった。コジマはゲームを映画的にする方法を知っているし、ゲームオーバー画面も例外ではない。大佐の“スネエエエエエエク!”より有名な悲鳴はないという訳で4位」と大佐によるランクインの模様。3. Conker's Bad Fur Day (N64)伝説のお下品&残酷ゲームが3位。主人公のコンカーが牛乳パックに「行方不明」と出ている(アメリカでは牛乳パックに行方不明になった人の顔写真を出して注意を喚起する)アチラならではのゲームオーバー画面。「コンカーはありがちなゲームではないし、ゲームオーバー画面もそう。ゲームはM指定であることで有名だが、敵があなたを捕らえることで何が起こるかを示している」とユニークさが評価されています。2. We Love Katamari (PS2)『みんな大好き塊魂』が2位。「奇妙なのはゲームオーバー画面でもプレイヤーを操作できること。失敗したあなたは父親からシリアスな言葉でお説教されるが、父親の目からビームが放たれることがゲームオーバー画面をもの凄くしている」と一風変わったところでのランクインです。1.Total Distortion (PC)1位は1995年に発売されたPC用アドベンチャー&ミニゲーム。謎の「ギターウォリアー」が「お前は死んだ、お前は死んだ」と歌いあげるという、この上ない分かりやすさ。「完全におかしくて、オリジナル。一度はこの歌を聴くべきだろう。あらゆる方法であなたをからかっている」と流石は1位の貫禄です。ベスト10中、日本のゲームは6本でなかなかの好成績。日本のファンが同じテーマで選ぶならまた違った結果が出るはずで、一度比べてみたいところではあります。