マイクロソフトはXbox360の「エリート」モデルを約1万円値下げ。
ソニーはプレイステーション3の薄型モデルと約1万円の値下げを発表しました。
今回の値下げにより、次世代ゲーム機戦争は約3万円のプレイステーション3とXbox360、2万5000円のWii……と近い価格帯で争われることになります。
Wiiと価格帯が近くなったことに加え、プレイステーション3にはモーションコントロールワンドが、Xbox360にはProject Natalという新たなモーションコントロールが控えています。これまでWiiの最大の特徴だったモーションコントロールを、次世代ゲーム機3機種が全て備える日が来るのです。
モーションコントロールと値下げにより、次世代ゲーム機戦争は「第二ラウンド」に突入したと言えるでしょう。これまでのゲームハードの歴史において「第二ラウンド」は極めて異例なことですが、モーションコントロールというアイデアにはそれだけの可能性があったということで、任天堂の先見の明が評価されるべきではないでしょうか。
「第二ラウンド」ではどこが有利なのかは全くの不明です。モーションコントロールに一日の長があり、本当のファミリー向けが出せる任天堂か。ブルーレイとゲームを共に遊べるソニーか。ハードコアゲーマー層に厚い支持を受けるマイクロソフトか。御三家全てに長所と弱点があります。
デベロッパーのモーションコントロールに関する発言も興味深いところです。『The Conduit』で知られるHigh Voltage SoftwareのEric Nofsinger氏は、モーションコントロールゲームのマルチプラットフォーム展開を既に意識しており、Wiiのモーションコントロールのデータをプレイステーション3やXbox360に移植できるようなエンジンを開発していることを公開。
『Tony Hawk Ride』の発売を控えたRobomodoのJosh Tsui氏は「ゲーム開発は高価になっているので機種をまたいで移植されることは疑いない」とマルチプラットフォーム展開は今後の必然であるとする見解を明らかにしています。
これまで任天堂の独占分野であったモーションコントロールゲームですらマルチプラットフォーム化が進むのですから、今後の状況はより混沌としたものになってきます。プレイステーション3やXbox360がモーションコントロールに対応することでファミリー層を取り込むかも知れません。ファミリー層が強いWiiで評価されるモーションコントロールゲームと、ハードコアゲーマーの多いXbox360で評価されるものとでは違いがあるかも知れません。これはゲームソフト業界にとってはチャンスなのではないでしょうか。
ただ、モーションコントロールを無理矢理使うような低品質の「ファミリー向け」があまりに多いようであれば、「第二ラウンド」自体が尻すぼみのものとなりかねない可能性があります。Wiiにだけ任せておけばよかったモーションコントロールという難題を次世代ゲーム機3機種で扱わなければならないのですから、ゲーム開発の難度自体はこれまでより高くなったといえるでしょう。
価格帯が近くなり、3機種がモーションコントロールを持つことになったからこそ、サードパーティのソフトが重要になります。しかし、サードパーティは任天堂、ソニー、マイクロソフトといったハードウェアメーカーのサポートなくしては力を発揮できません。新たにモーションコントロールを導入するソニーとマイクロソフトにおいてはなおさらです。「第二ラウンド」の勝敗を決する鍵は、ハードウェアメーカーがいかにサードパーティと信頼できる関係を築き上げるかにあるのではないでしょうか。
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