人生にゲームをプラスするメディア

「物語をゲームに組み込むのが遅すぎる」-海外ゲーム作家の主張

ゲーム作家は「物語をゲームに組み込むのが遅すぎる」と制作体制に警鐘を鳴らします。

その他 全般
Rhianna Pratchett
  • Rhianna Pratchett
ゲーム作家は「物語をゲームに組み込むのが遅すぎる」と制作体制に警鐘を鳴らします。

Rhianna Pratchett氏は10年以上のキャリアを持つゲーム作家。『ミラーズエッジ』、『Heavenly Sword ~ヘブンリーソード~』や『オーバーロード』シリーズなど様々なゲームを手がけていますが、物語をゲームに組み込むのが遅すぎると指摘します。

ゲームデザインの段階ではストーリーテリングが考慮されておらず、そのためにしっかりとした物語の構築ができないとPratchett氏。少なくとも半年早くゲーム作家に依頼することで、取って付けたような物語ではなく、よりよいものにできると語ります。

『プリンス・オブ・ペルシャ』ではAIダイアローグも手がけているPratchett氏、インタラクティビティ(対話性)に関し「ゲームプレイと物語が真に調和する時に本当の価値があり、刺激的ではまれる体験となるが、それは非常に困難なことであり多くの人々に血と汗を要求する」とコメント。ゲームとシナリオが独立しているのではなく、両者が深い部分で融合した作品を目指す姿勢を表明しました。

Pratchett氏の発言は、海外ゲームの制作現場からであることもキーとなります。海外ゲームは映画的なシナリオを志向していますが、映画では最初期の段階からシナリオ作家が参加するのに対し、Pratchett氏によればゲーム作家の参加はあまり早くない段階の模様。

ハードウェア性能がアップし、絵的なリアリティと表現力が増しているビデオゲームですが、より高い次元の物語を目指すのであれば、観賞するだけでなく体験するという側面も不可欠。体験を強化するにはシステム面との連携がもっと必要というのが氏の主張のようです。

逆に日本では特にRPGでは、シナリオから制作が進んでいく傾向が強く、その問題点も指摘されています。反面教師として興味深い話ではないでしょうか。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. スクエニ新社長はビアンカ派か、フローラ派か?就任早々『ドラクエV』究極の質問に答える

    スクエニ新社長はビアンカ派か、フローラ派か?就任早々『ドラクエV』究極の質問に答える

  2. 書籍「堀井雄二のドラゴンクエストのつくりかた」7月17日発売決定ー「RPGの創作指南書」

    書籍「堀井雄二のドラゴンクエストのつくりかた」7月17日発売決定ー「RPGの創作指南書」

  3. 「パペットスンスン」が待望のBlu-ray&DVD化決定!豪華版にはジオラマアクリルスタンドなど限定グッズを封入

    「パペットスンスン」が待望のBlu-ray&DVD化決定!豪華版にはジオラマアクリルスタンドなど限定グッズを封入

  4. 人気作曲家・田中秀和氏に懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決―「アイマス」や「アイカツ」など著名楽曲を多数手掛ける

  5. スキマ時間をチルに過ごせるゲーム5選!焚き火シムからハートフルアドベンチャーまで、とにかくリラックスしたいあなたへ

アクセスランキングをもっと見る