エイチアイは、フランスのRealeyes3D S.A.のカメラを用いたフルソフトウェアモーション検出エンジン「Mortion cortex」をニンテンドーDSi向けに開発したと発表しました。
「Mortion cortex」はカメラを用いて、デバイスの正確な動きの報告と速度を検出するというテクノロジーです。本来、モーションの検知には加速度計や磁気センサなどのハードウェアが必要でしたが、この技術ではカメラからの入力を利用することで、ソフトウェアで簡単にモーション検出を実装することができます。
Realeyes3Dの社長兼CEOであるベノア・ベルジェレ氏は「高い技術と経験をもつエイチアイとパートナとなれたことを心強く思います。今回エイチアイの協力を得て、新しくRealeyes3DのエンジンがニンテンドーDSiという人気の高いゲーム向けに実装が可能になったことで、Realeyes3Dの 市場拡大ができることと期待しております」とコメントしています。
エイチアイの社長兼CEOである川端一生氏は、「Realeyes3Dのモーション検出技術の使いやすさとその精密さは、これまでハードウェアでしか実現できなかったモーションセンサ機能の概念をくつがえし、さまざまなソフトウェア開発の可能性を私たちに提供してくれると思います。Motion Cortexの利用により、昨今ではモバイル機器のほとんどが搭載するカメラを利用した、新たなユーザインターフェースを提案できると考えています」と述べています。
エイチアイでは、他社への技術提供のみならず、自社でも、HI Games & Publishingブランドで、本エンジンを利用したゲームを開発中で、年内には配信開始予定だとのこと。
《土本学》
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