海外ゲームサイトdevelopが伝えるところによりますと、Traveller’s TalesのディレクターであるJon Burton氏は「Project Natalは非常にクレバーだが、入力のラグ(遅延)と物理的なボタンが存在しないことがゲームの種類を制限しそうだ」とコメントしたとのことです。
Burton氏はソニーのモーションコントロールに対し「ソニーが提示するソリューションはおそらく安価で、あなた自身の指が届くところにボタンを置くものとなるだろう。これはアクションアドベンチャーからFPS(一人称シューティング)までを同じ入力で取り扱えることを意味する」と評価しています。
コントローラーなしで操作するシステムは、既存のアナログスティックやボタンに匹敵する精度を実現するのに苦労するだろう……とするのがBurton氏の懸念。多くのジャンルでは正確で素早い入力を要求されるため、「Project Natal」にどういったジャンルのゲームが合うかは議論が必要であるとしています。
Burton氏は同時に「「Project Natal」のソフトウェアにはびっくりさせられた。我々はモーションキャプチャスタジオを経営しているが、カメラ一つで何の不足もなくモーションキャプチャできることには驚かされる」と「Project Natal」を絶賛しています。
developによればBurton氏は「Project Natal」の最終版を見ていないとのことで、氏のいう「ラグ」は製品版で解消されている可能性もあります。また、入力装置が変わればゲームもそれに合わせたものが必要になるのも事実であり、氏の発言はより現実的に「Project Natal」を見た上でのものといえるでしょう。
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