『METROID Other M』は今回の任天堂のE3ブースの中でも体験するのが難しいゲームの一つでした。まず第一に人気がある。日本では想像できないことですが、ここアメリカでは高い人気を誇ります。そして台数が少ない(ゼルダと比べると)。そして、最後にじっくり遊べて体験時間が長いので回転も悪い。そんな『METROID Other M』たっぷり遊んできました。
しかし『METROID Other M』は単純で軽快なだけなゲームではありません。『メトロイドプライム』シリーズであったようなチャージ弾でこじ開けるような扉や怪しい個所。そんな時はWiiリモコンを持ち変えて通常の縦持ちに。すると視線は主観視点のバイザー画面となり、サムスの視点から慎重に狙いを定めてドカンと強力な攻撃をお見舞いしてやれるのです。主観視点では没入感の高いゲームプレイが実現されています。
『METROID Other M』は期待するに値する作品になっていました。今回のE3で体験したゲームの中で、遊んだ後の満足度という意味では一番でした。遊び甲斐のあるアクションと、そして憂いの顔が美しいサムス・アランを巡る物語が続きを誘う『METROID Other M』は9月2日発売予定です。
《土本学》