ソニー・エリクソンは長く噂されてきたプレイステーション携帯こと「Xperia Play」をスペインはバロセロナで開催されたイベントで発表しました。
「Xperia Play」は噂の中で様々な名称が使われていました。「PlayStation Phone」「Sony Ericcson PSP」「Xperia PlayStation Portable」などなど。そのどれもが、名称の中に"プレイステーション"を含んでいました。プレイステーションはゲームの世界で約20年間培ってきた大きなブランドです。
先月東京で発表された次世代のPSPこと「Next Generation Portable」(NGP)からも"プレイステーション"という名前が取り除かれています。これは意図的なものでしょうか。PC Magazineが疑問を呈しています。
同誌では"プレイステーション"というものをハードウェアではなく、プラットフォームに変えていこうというソニーの想いが込められているのではないかと推測しています。これまで、"プレイステーション"ではハードとプラットフォームが一体でした。3DOやセガサターンなど極一部の取り組みを除けば家庭用ゲーム機とはそういうものでした。
しかしソニーは「PlayStation Suite」と「PlayStation Certified」で、プレイステーションを遊べるハードを増やそうとしています。「Suite」はAndroid携帯でプレイステーションを動かす事を可能にします。つまり、ソニーのプレイステーションのみが"プレイステーション"だというわけでは今後ないわけです。
ソニーは「NGP」ではこれまでの家庭用ゲームのビジネスモデルも変わっていくとしています。ソニーは名称について正式にコメントしていませんが、"プレイステーション"ブランドを使わないという決定がこのような理由ならばその本気度が伺えると言えます。
《土本学》
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