東京ゲームショウ、カプコンブースにてプレイステーション3、Xbox 360で発売予定の『DmC Devil May Cry』ステージイベントが行われました。プロデューサーの江城元秀氏に加え、同じくプロデューサーであるカプコンUSAのアレックス・ジョーンズ氏も登壇。終始なごやかで、ときおり笑いも起こるステージとなりました。本作の舞台となるのは「リンボ―LIMBO―」という世界。これまでのシリーズに現代らしさ加えた、新たな世界観を表現するものとなっています。最新トレイラーでも見られた「リアルタイムに可変するステージ」というのも大きな特徴で、リンボが、ダンテを殺しにかかってくる“生きた世界”。これがゲーム性にも組み込まれ、絶えず変化するステージを、落下しないように移動する楽しみもあるようです。海外開発のNinja Theoryを迎え、シリーズの“新生”を掲げる本作でも主役はもちろんダンテ。最新トレイラーを見て気づいた方も多いと思いますが、ダンテの顔がアナウンス時から少し変化したのがうかがえます。このダンテのキャラクター表現はもっとも時間をかけたところであり、日本と海外で意見を重ねた上で、現在のフォルムになったとのこと。アレックス氏は「他人のフェラーリを借りてるような緊張感」があったと、人気IPの新生における重圧を表現していました。これまでの主人公は「人間と悪魔のハーフ」という設定でしたが、本作のダンテは「天使と悪魔のハーフ」という設定。これがゲーム性に大きく関わってきます。ステージ後半では、日本初公開となる実際のゲームプレイを使ったプレゼンが行われました。プレイするのは、アシスタント・プロデューサーの内田洋平氏。「空中コンボがメインになるゲーム性」が伝わるように、ダンテの多彩な空中コンボが披露されていました。メインとなるのがダンテの特徴である「天使」と「悪魔」という部分。「デーモン」と「エンジェル」をモード切り替えすることで、敵を引き寄せる、敵に近づくといったアクションが変化。この2つのモードはいつでも切り替え可能で、使いこなすことで華麗なアクションを決めることができます。敵を倒すフィニッシュの部分ではカメラワークによる演出が導入されており、これは開発のNinja Theoryのこだわりのひとつだそう。プレゼンでは多彩なステージが公開され、その一つでは「エンジェルブースト」「エンジェルリフト」といった、移動に使えるスキルで華麗なムーブアクションを見ることができました。さらにシリーズの特徴である「デビルトリガー」ではダンテがおなじみの白髪になり、何体もの敵が空中に吹き飛ばされ、デビル化したダンテが空中コンボを決めまくるシーンに。「可変する生きた世界:リンボ」「天使と悪魔の2つのモード」「新たなデビルトリガー」という特徴が見えてきた『DmC』。プレゼンでは表示されていませんでしたが、「スタイリッシュランク」も、デザインを変えて搭載されることが明らかに。発売時期は明らかにされなかったものの、近いタイミングで新情報の発表も考えているとのこと。
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