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【TGS 2011】E3から大きな進化が見られた3DS『エースコンバット3Dクロスランブル』

E3ではプレイアブル出展していた『エースコンバット3Dクロスランブル』は東京ゲームショウでは残念ながら映像のみの出展。それでも4ヶ月前とは大きく異なる様子を見せていた。

任天堂 3DS
E3ではプレイアブル出展していた『エースコンバット3Dクロスランブル』は東京ゲームショウでは残念ながら映像のみの出展。それでも4ヶ月前とは大きく異なる様子を見せていた。3DS用の本タイトルの目玉はもちろん3D描写だ。E3の試遊時に気になった点は反応性の悪い操作によるスピード感の無さ、そして空の広さに相対した敵の少なさによるリズム感の悪さにあった。全大抵にノンビリした感じのゲームだったのだ。

それが東京ゲームショウで公開された映像を見ると印象が大きく変わる。PS3とXbox360用に開発されている『エースコンバット:アサルトホライゾン』と似た、近接戦闘システムの搭載によって、戦闘が緊迫感ある物になったのだ。

今までがノンビリと飛行をする敵機に向けて比較遠方からミサイルを撃ちこめば撃墜できたが、近接戦闘システムによって、ノーズ・ツー・テイルで命がけのコンバットマニューバ(戦闘機動)が半自動で行われるのだ。ミサイルと機銃を使いこなし、必死にロックオンを取ろうと背後を追いかけ、追われたときには必死に回避をする。撃破した敵機もバラバラに分解しながらも後ろに流れて行く。

PS3やXbox360のコントローラに比較して少ない入力のボタンはこうした戦闘システムによって、その限界を感じさせないようしたのだろう。

舞台もシリーズファンには馴染み深い『エースコンバット3~6』までの世界。オーシア大陸、ユークトバニア等、懐かしい名前が見れる。たった4ヶ月の間に大きく前進した『エースコンバット3Dクロスランブル』。PS3やXbox360のエースコンバットを3DSに移植するのではなく、しっかりと3DS独自の、3DSでしか見れない、3DSタイトルとしてのエースコンバットとして期待ができる作品となっている。発売は2011年冬、価格は未定だ。
《米田健》
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