当初はCGクリエイター科での授業が中心となりますが、今後ゲームクレイター科、クリエイティブラボ(4年制)とのコラボレーションにより、ハイクオリティなゲーム制作のための授業を行うことを目指しています。
日本工学院での授業はUDK(アンリアル・ディベロップメント・キット)を使って行われますが、日本における教育機関では初の本格的なアンリアル・エンジンの授業となります。
日本工学院 CGクリエイター科 学科長 村上信一コメント
「CGを学ぶ学生は、メインとなるCGソフトの技術習得や作品制作だけで大変苦労していて、そのうえ更にミドルウェアやゲームエンジンを学ぶには、興味はあっても簡単には手が出せないという状況でした。しかし、アンリアル・エンジンは短時間で優れた表現を可能にしてくれますので、作品表現においても、学生が本来持っている豊かな創造性を存分に発揮できる表現ツールとして期待しております。今回の試みは、ゲーム分野に留まらず、広くCG分野の人材育成において革新的な事だと思います。日本工学院では、EGJの全面的なバックアップ体制のもと、CG業界やゲーム業界の第一線で活躍するクリエイターを育成してまいります。」
EGJ代表 河崎高之コメント
「お陰さまで日本のゲーム業界におけるアンリアル・エンジンの採用事例は順調に増加していますが、一方でライセンシーの皆様から『アンリアル・エンジンを使いこなせる人材がなかなか見つからない』という悩みをお聞きするケースが増えてきました。海外ではアンリアル・エンジン経験の有無が履歴書の中で大きなウェイトを占めるようになっていますが、日本ではまだまだ即戦力となる人材が不足しているのが現状です。そんな中、日本工学院というCG/ゲーム分野の最大手教育機関でアンリアル・エンジンの授業を始めていただけることは、日本のゲーム業界全体にとっても大きなプラスになるものと確信しています。
もちろん、採用する企業側だけでなく、ゲーム業界やCG業界を志望する学生にとっても、アンリアル・エンジン経験という強力な武器を手に入れ、就職戦線での大きな差別化が図れるまたとない機会になると思います。
日本工学院と長期的に様々な面で協力させていただき、クオリティの高い授業内容をご提供してまいります。」
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